美容師の過去問
第43回
文化論及び美容技術理論 問5
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問題
第43回 美容師国家試験 文化論及び美容技術理論 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
トリートメントに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- トリートメント剤に配合されているカチオン界面活性剤は、毛髪の補修作用にすぐれている。
- トリートメント剤は、加温して用いることにより、 浸透が促進される。
- トリートメント剤は、洗い流すタイプと洗い流さないタイプがある。
- プレトリートメントは、パーマネントウェーブやへアカラーの施術前に行われる。
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この過去問の解説 (3件)
01
答えは1です。
1、
【カチオン界面活性剤】
リンス・コンディショナー・トリートメントの主成分です。
毛髪の表面に吸着して、膜をつくるので、静電気を防止します。
クシ通りをよくするので、毛髪に光沢を作ります。
【加水分解タンパク質】
毛髪に似た形のアミノ酸から構成されています。
毛髪の損傷で流れ出たタンパク質の代わりになります。
よって、(カチオン界面活性剤)→(加水分解タンパク質)の間違いで、これが正解になります。
2、
トリートメント剤は、多くの目的があり、種類もたくさんあります。
その一部のトリートメント剤で、加温するものがあります。
加温することで、毛髪によりトリートメント剤の成分を浸透させます。
よって、正しいです。
3、
トリートメント剤には、洗い流すタイプと洗い流さないタイプがあります。
・洗い流すタイプ
毛髪の内部に浸透して、毛髪の損傷を補修します。
・洗い流さないタイプ
摩擦からのダメージや外部の刺激から毛髪を守ります。
よって、正しいです。
4、
【プレトリートメント】とは、
パーマネントウェーブやヘアカラーの施術前にします。
パーマやカラーの過度な作用を抑え、毛髪を保護して損傷しにくくするものです。
よって、正しいです。
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02
答えは1です。
1. 誤りです。
カチオン界面活性剤は、毛髪の表面に層を形成しています。
帯電防止効果があります。
カチオン界面活性剤を主成分としたトリートメント剤でケアすると広がりにくく、まとまりやすくなります。
毛髪の補修作用に優れている成分は、加水分解ケラチン、加水分解コラーゲンなどがあります。
2. 正しいです。
トリートメント剤とは、損傷した髪を補修するために使用します。
一般的に、指で揉み込んだり、スチーマーを使用して加温することで、成分の浸透を促進します。
3. 正しいです。
洗い流すトリートメントは、髪の内側から髪の内側と外側から髪をケアするので、より浸透しやすく効果を得やすいです。
洗い流さないトリートメントは、洗い流す必要が無いので、手軽にケアすることが出来ます。
4. 正しいです。
プレトリートメントとは、パーマやカラーの施術前に行います。
毛髪を保護するために、乾いた状態の髪につけるトリートメントのことです。
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03
トリートメントは普段から身近なものですので、経験から答えられる設問もあると思います。
落ち着いて問題を見ていきましょう。
トリートメント剤に配合されているカチオン界面活性剤は、静電気を防止し、指通りを良くするなどの効果があります。
よって誤りです。
トリートメント剤は、加温することによって、より毛髪へ浸透されやすくなります。
よって正しいです。
成分的にはほとんど違いはありませんが、トリートメント剤は、洗い流すタイプと洗い流さないタイプがあります。
よって正しいです。
パーマネントウェーブやへアカラーの過度な作用を抑えるために、施術前にプレトリートメントが行われる時があります。
よって正しいです。
お客様の頭皮や毛髪の状態に合わせたトリートメント類の施術ができるよう、性質を理解しておきましょう。
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