美容師の過去問
第43回
文化論及び美容技術理論 問15

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問題

第43回 美容師国家試験 文化論及び美容技術理論 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

刃物の材料に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 炭素鋼には鉄が2%含まれている。
  • ステンレス鋼にはクロムが5%含まれている。
  • 炭素鋼はコバルト鋼に比べて加工性がよい。
  • 炭素鋼はステンレス鋼に比べてさびに強い。

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この過去問の解説 (4件)

01

答えは3です。

1. 誤りです。

炭素鋼とは、2%以下の炭素を含む鉄のことです。

2. 誤りです。

ステンレス鋼とは、腐食しにくい合金鋼です。

クロム含有量が含有量が10.5%以上、炭素含有量が1.2%以下と規格で定められています。

3. 正しいです

コバルト鋼の特徴は、錆びないことです。

永切れ、耐久性に優れています。

炭素鋼は加工しやすく、一般的によく使用される鉄鋼材料です。

4. 誤りです

炭素鋼は、錆びやすいです。

ステンレス鋼は、錆びにくく、汚れにくいです。

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02

正解は3です。

1.×

  1. 炭素鋼には炭素が2%以下含まれています。
  2. 問題分には鉄と記載されているので誤りです。
  3. また、炭素鋼は、さびに対して弱く、加工性がよいという特徴があります。

2.×

ステンレス鋼には、クロムが約12〜18%含まれています。

問題文には5%と記載があるので、誤りです。

  1. さびに対して強く、加工性がよいという特徴があります。

3.〇

炭素鋼はコバルト鋼に比べて加工性がよいです。

刃物の材料にコバルトを加えると、切れ味を長く持続させることが可能になりますが、その含有量が多いと、加工性は低下します。

4.×

炭素鋼はステンレス鋼に比べてさびに弱いです。

炭素鋼は、さびに対して弱く、加工性がよいです。

ステンレス鋼は、さびに対して強く、加工性がよいです。

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03

美容技術理論に関する問題です。

この問の要点

美容師が使うシザーなどの刃物の材料には次のようなものがあります。

・炭素銅・・・・・炭素が2%以下含まれている・サビに対して弱い・加工性がよい

・ステンレス銅・・クロムが約12〜18%含まれている・サビに強い・加工性がよい

・コバルト銅・・・コバルトが約3〜6%含まれている・サビや摩耗に強い・加工性は低下する

選択肢1. 炭素鋼には鉄が2%含まれている。

・・・・鉄ではなく、炭素が2%以下含まれているため、誤った文章です。

選択肢2. ステンレス鋼にはクロムが5%含まれている。

・・・・クロムが5%ではなく、約12〜18%含まれているため誤った文章です。

選択肢3. 炭素鋼はコバルト鋼に比べて加工性がよい。

・・・・正しい文章です。

選択肢4. 炭素鋼はステンレス鋼に比べてさびに強い。

・・・・炭素鉄はサビに弱いため、誤った文章です。

まとめ

よって、【炭素鋼はコバルト鋼に比べて加工性がよい。】が正しい文章でこの問の正解になります。

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04

刃物の材料に何を加えるかによって、特徴が異なります。

選択肢1. 炭素鋼には鉄が2%含まれている。

炭素鋼は、鉄と炭素で構成されており、炭素が2%以下含まれています。

 

よって誤りです。

選択肢2. ステンレス鋼にはクロムが5%含まれている。

ステンレス鋼は、鉄と炭素とクロムで構成されており、クロムが約12〜18%含まれています

 

よって誤りです。

選択肢3. 炭素鋼はコバルト鋼に比べて加工性がよい。

コバルト鋼はさびや摩耗には強いのですが、加工性が低いです。

比べて、炭素鋼はさびには弱いですが、加工性がよいのが特徴です。

 

よって正しいです。

選択肢4. 炭素鋼はステンレス鋼に比べてさびに強い。

ステンレス鋼はさびに強く、比べて炭素鋼はさびに弱いのが特徴です。

 

よって誤りです。

まとめ

〇炭素鋼・・・さびに弱いが加工性がよい

〇ステンレス鋼・・・さびに強く加工性がよい

〇コバルト鋼・・・さびに強いが加工性が低い

 

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