美容師の過去問
第44回
香粧品化学 問1
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
第44回 美容師国家試験 香粧品化学 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
香粧品原料とその分類に関する次の組合せのうち、正しいものはどれか。
- メチルポリシロキサン ――― シリコーン油
- ワセリン ――――――――― 植物性ロウ
- ホホバ油 ――――――――― 鉱物油
- セタノール ―――――――― 高級脂肪酸
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
答えは1です。
1. 正しいです。
シリコーン油とは、低粘度の油状液体のことです。
ソフトな使用感で、撥水性や光沢性があります。
2. 誤りです。
✕植物性ロウ
ワセリンは、鉱物油(炭化水素)です。
炭化水素は、炭素数が多くなると、液体から固体になります。
3. 誤りです。
✕鉱物油
ホホバ油は、植物性ロウです。
液体ですが皮膚へのなじみが良く、クリームや乳液などに用いられます。
4. 誤りです。
✕高級脂肪酸
セタノール(セチルアルコール)は、高級アルコールに分類されます。
乳化助剤や粘度を与える目的で用いられます。
参考になった数34
この解説の修正を提案する
02
香粧品原料についての問題です。
解説を見ていきましょう。
この組み合わせは正しいため、こちらが正解です。
メチルポリシロキサンはシリコーン油(シリコン)の中でも有名なジメチコンのことです。
この組み合わせは誤っているため、こちらは誤りです。
ワセリンは植物性ロウではなく、石油から精製された保湿剤(鉱物油)です。
この組み合わせは誤っているため、こちらは誤りです。
ホホバ油は鉱物油ではなく、植物性ロウです。
主に皮膚や毛髪の保湿に使用されます。
この組み合わせは誤っているため、こちらは誤りです。
セタノールは高級脂肪酸ではなく、パーム油を原料とする高級アルコール(炭素数6以上の1価アルコールのこと)です。
主にシャンプーに使用されています。
香粧品原料についてはこのような問題のように組み合わせで覚えていくとよいでしょう。
参考になった数10
この解説の修正を提案する
03
正解は1です。
1~4各々の香粧品原料について詳しく見ていきましょう。
メチルポリシロキサンは俗に「ジメチコン」と呼ばれる最も代表的なシリコーン油で、スキンケア商品やヘアケア商品に広く配合されています。
1は正しい組み合わせです。
ワセリンは石油から得られる炭化水素類を精製したもので、保湿剤として配合されています。
2は間違った組み合わせです。
ホホバ油はシモンジア科の植物ホホバの種子から得られる植物油ですが、一般的な植物油脂とは違いロウに分類され、保湿などの目的で配合されます。
3も間違った組み合わせです。
セタノールは飽和高級アルコールで、もともとは鯨油を原料としていましたが、捕鯨禁止により現在ではヤシ油・パーム油が主な原料となっています。
乳化安定剤や界面活性剤として利用されています。
4も間違った説明です。
参考になった数10
この解説の修正を提案する
前の問題(問5)へ
第44回問題一覧
次の問題(問2)へ