美容師の過去問
第44回
文化論及び美容技術理論 問1

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問題

第44回 美容師国家試験 文化論及び美容技術理論 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

大正時代の女性の髪型に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
  • 女優髷(まげ) ――― 新劇女優
  • 日本髪 ――――――― 二百三高地髷
  • 耳隠し ――――――― マーセルウェーブ
  • 断髪 ――――――― モダンガール

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この過去問の解説 (3件)

01

答えは2です。

1. 正しいです。

女優髷とは、前髪を七三分けにした髪型で、当時の女優たちによって結われていました。

2. 誤りです。

二百三高地髷は、日本髪の種類のひとつですが、大正時代の女性の主な髪型ではありません。

大正時代では、洋髪が流行していました。

3. 正しいです。

大正10年~12年頃になると、マーセルウェーブなどのアイロン技術が導入されがことで、ウェーブをつけた髪で耳を隠す耳隠しと呼ばれる髪型が流行しました。

4. 正しいです。

大正末期になると、先進的な女性達の間で断髪が流行しました。

モダンガールたちは断髪(おかっぱやボブスタイル)、帽子、ワンピースなどの最先端の装いをしていました。

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02

解答:2

解説:

1.正

大正初期に流行した束髪のひとつで、新派の女優たちが始めたボリュームを出すための詰め物を使わず、鬢付け油も使わない、自由度の高い髪形です。

2.誤

大正時代ではなく、明治時代に広まった髪型です。日露戦争の激戦地であった【二百三高地】に由来しています。

3.正

大正時代に大流行した髪型です。束髪の一種でマーセルアイロンによるマーセルウェーブを導入して、ウェーブをつけた髪で耳を隠す髪型です。

4.正

大正末期に流行した髪型です。今で言う『おかっぱ・ボブスタイル』で超先進的な女性たちの間で流行しモダンガールと呼ばれました。

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03

文化論から、日本髪の歴史に関する問題です。

選択肢1. 女優髷(まげ) ――― 新劇女優

女優髷は、前髪部分を七三や六四に分け、襟元に近い部分で結んだ束髪の名称です。新劇の女優が始めたことで大正時代に大流行しました。

選択肢2. 日本髪 ――――――― 二百三高地髷

二百三高地髷は明治時代に流行した束髪です。

選択肢3. 耳隠し ――――――― マーセルウェーブ

大正時代にマーセルウェーブが登場すると、耳を覆うようにまとめる「耳隠し」と呼ばれるスタイルが流行しました。

選択肢4. 断髪 ――――――― モダンガール

大正時代には、髪の毛を短く切り込んだモダンガールが登場しました。モダンガールは断髪ガールやモガとも呼ばれ、新しい時代の象徴とも言われました。

まとめ

明治以降の日本史では、日本髪と束髪を混同しやすいので、それぞれの代表的な髪型をしっかりと覚えておきましょう。

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