美容師の過去問
第48回
感染症 問4

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問題

第48回 美容師国家試験 感染症 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

結核に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 2週間以上の長く続くせきは、結核の症状の1つである。
  • 早期発見のために定期の健康診断が行われている。
  • 美容師が罹患(りかん)した場合は、感染症法に基づく就業制限の対象となる。
  • 年間の新規登録患者数は、近年1,000人程度で推移している。

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この過去問の解説 (3件)

01

感染症のなかでも、結核は出題頻度が高めです。

この問題で出題されている点は特にしっかり覚えましょう。

選択肢1. 2週間以上の長く続くせきは、結核の症状の1つである。

結核の早期症状には、微熱、寝汗、2週間以上長く続くせき、痰などがあります。

まったく症状がなく苦痛もない状態で、健康診断のX線検査で発覚、診断されることも多いです。

選択肢2. 早期発見のために定期の健康診断が行われている。

高齢者や発病リスクの高い住民層を対象に、定期の健康診断が行われています。

選択肢3. 美容師が罹患(りかん)した場合は、感染症法に基づく就業制限の対象となる。

他人に感染させるおそれが著しい場合、接客業に従事することができません。

この接客業には美容業も含まれます。

選択肢4. 年間の新規登録患者数は、近年1,000人程度で推移している。

年間の新規登録患者数は、2万人弱です。

結核の集団感染は、学校や事業所、病院などで多く発生する傾向にあります。

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02

結核という病気は、結核菌という細菌が原因になって起こる肺の感染症です。

選択肢1. 2週間以上の長く続くせきは、結核の症状の1つである。

結核の症状は、発熱・たん・咳等が主なものですが、風邪とは違い、2週間以上咳が続くなど症状が長引くことが特徴的です。

よって正しいです。

選択肢2. 早期発見のために定期の健康診断が行われている。

結核は、早期発見し集団感染を防ぐことを目的として喀痰検査、胸部エックス線検査、聴診、打診などの健康診断を行っています。

よって正しいです。

選択肢3. 美容師が罹患(りかん)した場合は、感染症法に基づく就業制限の対象となる。

結核は2類感染症です。1類感染症と2類感染症は就業制限の対象となります。

よって正しいです。

選択肢4. 年間の新規登録患者数は、近年1,000人程度で推移している。

結核の新規登録患者数は、近年一万人を超えています。

よって誤りです。

まとめ

結核は、重症急性呼吸器症候群 (SARS)や中東呼吸器症候群 (MERS) 等と同じく、2類感染症に

分類されるほど危険性が高いものです。それをふまえて問題文を読みましょう。

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03

感染症に関する問題です。

 

結核の特徴

・2週間以上咳が続く、たんが出る、体がだるい

・二類感染症(就業制限の対象)

・飛沫感染

・高齢者などを対象に定期の健康診断を行っている

選択肢1. 2週間以上の長く続くせきは、結核の症状の1つである。

・・・・正しい文章です。

選択肢2. 早期発見のために定期の健康診断が行われている。

・・・・正しい文章です。

選択肢3. 美容師が罹患(りかん)した場合は、感染症法に基づく就業制限の対象となる。

・・・・正しい文章です。

選択肢4. 年間の新規登録患者数は、近年1,000人程度で推移している。

・・・・誤った文章です。近年新たに登録された患者数は、一万人程度います

まとめ

よって、【年間の新規登録患者数は、近年1,000人程度で推移している。】が誤った文章でこの問の正解になります。

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