美容師の過去問
第48回
文化論及び美容技術理論 問7
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問題
第48回 美容師国家試験 文化論及び美容技術理論 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
デザインに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- ドンディスによる形の3つの基本形は、正方形・円・正三角形である。
- ポンゾ錯視は、角度・方向錯視を代表するものである。
- 枠組み効果とは、枠組みによって対象の位置がずれて見える現象である。
- 主観的輪郭線とは、実際には輪郭線が存在しないのに、あたかも輪郭線がそこにあるように見える現象である。
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この過去問の解説 (3件)
01
平面図形の距離・大きさ・方向・角度などを、実際とは異なったものと認識してしまう現象を幾何学的錯視といいます。
形の3つの基本形は、正方形・円・正三角形です。(▢、〇、△)
誤った記述はないため、こちらは誤答です。
ポンゾ錯視は、幾何学的錯視の一つで、距離と大きさに関係する錯視です。
角度・方向に関係する錯視は、ツェルナー錯視といいます。
誤った記述があるため、こちらが正答です。
枠組み効果とは、幾何学的錯視以外の錯視の一つで、枠組みによって対象の位置がずれて見える現象です。
誤った記述はないため、こちらは誤答です。
主観的輪郭線とは、実際には輪郭線が存在せず、輪郭線にそった色調や輝度に変化が無い状態であっても、輪郭線がそこにあるように見える現象です。
誤った記述はないため、こちらは誤答です。
文字だけ見ると覚えにくい錯視の種類ですが、実際の図を見てみると見覚えのあるものも多いのではないでしょうか。
ぜひ、確認してみてから問題に取り組んで下さい。
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02
今までそこまで出題頻度は高くなかった部分ですが、ポイントだけでもおさえておくようにしましょう。
正方形は単調・正直さ、円からはあたたかさ・無限、正三角形からは活動や葛藤、緊張が連想されます。
上下に並んだ、物理的には同じ長さの2本の線分は、上の線分のほうが長く見えます。
これをポンゾ錯視といいます。
前髪の切り方ひとつで、目の高さがずれて見えることがあります。
これも枠組み効果です。
実際には存在しない輪郭線で、かたちがあるようにみえることがあります。
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03
【幾何学的錯視の例】
・分割距離錯覚…同じ長さの線分でも、垂直に縦線を配置すると、縦線の方が長く見えるという錯視です。
・大きさの対比比較…相対的な大きさに関する錯視の一つです。
・ポンゾ錯覚…しばしば遠近法とからめて説明され、距離や長さ(大きさ)を代表する錯覚現象です。
これを参考に誤った選択肢を選びましょう。
×…正しい
ドンディスによる形の基本形は、正方形・円・正三角形とされています。
◎…誤った選択肢
ポンゾ錯覚とは、距離や長さを代表する錯覚です。
長さの等しい2本の線を、線路のように収束した図の上に配置することで説明されます。
×…正しい
枠組み効果とは、その枠組み(フレーム)によって、対象の位置がずれて見えるなど、情報の受け止め方が変わる現象を指します。
×…正しい
主観的輪郭線とは、実際には輪郭線が存在しないのに、輪郭線が知覚される現象です。
錯覚現象に関する問題では、その現象の特徴をしっかりと覚えておく必要があります。
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