美容師の過去問
第49回
衛生管理技術 問3

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この過去問の解説 (2件)

01

衛生管理から紫外線消毒に関する問題です。

 

選択肢1. 紫外線殺菌灯は、殺菌力の強い波長である253.7ナノメートル内外の紫外線を照射するように作られている。

現在使われている紫外線殺菌灯の多くは、253.7ナノメートル内外の紫外線を照射するように作られています。

選択肢2. 美容所において、かみそり以外の血液の付着していない器具の消毒には、1cm2当たり85マイクロワット以上の紫外線を20分間以上照射する方法を用いることができる。

美容所において、かみそり以外の血液の付着していない器具の消毒には、85μW/cm2以上の紫外線を連続して20分間以上照射することが定められています。

選択肢3. 紫外線殺菌灯は、使用時間にかかわらず、発光していることが確認できれば殺菌力は変わらない。

紫外線が当たらない部分には殺菌効果が発揮されません。また、対象によっては、効果的な使用時間が違います。よって、紫外線殺菌灯が発光しているだけでは、満足な効果が得られない場合があります。

選択肢4. 紫外線消毒器内には、陰ができないように被消毒器具を配置する。

紫外線消毒器内では、紫外線が当たらない部分には効果が発揮されないため、影ができないように被消毒器具を配置する必要があります。

まとめ

紫外線の特性をよく理解し、紫外線消毒器の使用方法までしっかりと覚えましょう。

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02

紫外線消毒に関する次の記述のうち、誤っているものを確認します。

選択肢1. 紫外線殺菌灯は、殺菌力の強い波長である253.7ナノメートル内外の紫外線を照射するように作られている。

紫外線殺菌灯は、主に波長253.7ナノメートルの紫外線を使用して殺菌効果を発揮します。これは正しい記述です。

選択肢2. 美容所において、かみそり以外の血液の付着していない器具の消毒には、1cm2当たり85マイクロワット以上の紫外線を20分間以上照射する方法を用いることができる。

紫外線消毒の基準として、1cm²当たり85マイクロワット以上の紫外線を20分以上照射することで消毒が行われます。この記述は正しいです。

選択肢3. 紫外線殺菌灯は、使用時間にかかわらず、発光していることが確認できれば殺菌力は変わらない。

紫外線殺菌灯の殺菌力は、使用時間の経過や紫外線の出力に依存します。発光しているだけでは、効果が維持されるとは限りません。紫外線ランプは使用するごとに効果が低下することがあります。従って、この記述は誤りです。

選択肢4. 紫外線消毒器内には、陰ができないように被消毒器具を配置する。

紫外線消毒では、紫外線が直接照射されることが重要です。器具が陰にならないように配置することで、全体が均等に消毒されます。これは正しい記述です。

まとめ

紫外線消毒において、紫外線殺菌灯の効果は使用時間やランプの状態によって変化するため、発光しているだけでは殺菌力が維持されるわけではありません。紫外線を使用する消毒方法では、器具が陰にならないように配置し、指定された条件で照射することが重要です。

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