美容師 過去問
第49回
問22 (衛生管理技術 問2)
問題文
消毒・殺菌に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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問題
美容師 国家試験 第49回 問22(衛生管理技術 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
消毒・殺菌に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 加熱消毒では、煮沸より蒸気の方が時間は長くかかる。
- 薬液消毒では、温度が低ければ時間は長くかかる。
- 加熱消毒では、同じ時間と温度であれば乾熱より湿熱の方が殺菌効果が高い。
- 薬液消毒では、温度・湿度・濃度が殺菌効果の3要素である。
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この過去問の解説 (3件)
01
消毒・殺菌に関する問題では、その正しい消毒方法について問われます。
煮沸消毒は「沸騰してから2分間以上煮沸」
蒸気消毒では「器内が80℃を超えてから10分間以上湿熱に触れさせること(温度計により器内の最上部の温度を確認すること。」とされています。
よって加熱消毒では、煮沸より蒸気の方が時間は長くかかります。
消毒用の薬液は、一般的には温度が高くなれば、その殺菌効果も高まります。一方で薬液の温度が低下すると、消毒にかかる時間が長くなる場合があります。
加熱消毒では、乾熱より湿熱の方が殺菌効果も高く、消毒速度も速いのが特徴です。
また、乾熱消毒は美容所での消毒方法には含まれません。
薬液消毒では、「温度」「濃度」「消毒時間」が殺菌効果の3要素になります。
美容所で行われるべき消毒方法の「温度」「濃度」「消毒時間」以外にも、それぞれの消毒法の特性をしっかりと理解しましょう。
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02
温度や時間などが、消毒・殺菌にどう作用するか理解しておき、問題に取り組みましょう。
加熱消毒では、沸騰後2分間以上煮沸する方法と、摂氏80度以上の温熱(蒸気)に10分間以上触れさせる方法があります。
煮沸の時間に比べて、蒸気の方が長く時間がかかります。
よって正しいです。
薬液消毒の一般的な特徴として、温度が低いと殺菌力は低下するため、その場合は消毒時間が長くかかります。
よって正しいです。
加熱消毒は、乾熱を用いる方法と、湿熱を用いる方法とがありますが、湿熱の方が殺菌力が高く、同じ温度・時間でも乾熱より効果を発揮します。
よって正しいです。
薬液消毒では、温度・濃度・時間が殺菌効果の3要素です。
よって誤りです。
各消毒方法は、どういった条件で殺菌力を発揮できるか頭に入れておきましょう。
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03
消毒・殺菌に関する記述の正誤を確認します。
一般的に、蒸気(湿熱、例えばオートクレーブ)を用いた加熱消毒は、煮沸よりも短い時間で効果的に殺菌できます。
薬液消毒において、温度が低いと消毒に必要な時間が長くなることが一般的です。これは、薬液の殺菌効果が温度に依存するためです。従って、この記述は正しいです。
湿熱(例えばオートクレーブ)による加熱消毒は、乾熱よりも効率的に殺菌効果を発揮します。湿熱はより迅速に熱を伝達し、効果的に微生物を殺菌できます。従って、この記述は正しいです。
薬液消毒における殺菌効果には、温度、湿度、濃度が重要な要素ですが、時間も重要です。薬液消毒では、温度、湿度、濃度に加え、消毒に要する時間も考慮する必要があります。従って、この記述は誤りです。
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