美容師 過去問
第49回
問21 (衛生管理技術 問1)
問題文
美容師法施行規則に定められた消毒の方法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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問題
美容師 国家試験 第49回 問21(衛生管理技術 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
美容師法施行規則に定められた消毒の方法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 血液が付着していないかみそりを、次亜塩素酸ナトリウムが0.01%以上である水溶液中に10分間以上浸す。
- 血液が付着したはさみを、80℃を超える湿熱に10分間以上触れさせる。
- 血液が付着していないヘアブラシを、逆性石けんが0.1%以上である水溶液中に10分間以上浸す。
- 血液が付着したくしの表面を、消毒用エタノールを含ませた綿又はガーゼで拭く。
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この過去問の解説 (3件)
01
美容師法施行規則に定められた消毒法についての問題です。
次亜塩素酸ナトリウムで消毒を行う場合には、0.1%次亜塩素酸ナトリウム液(有効塩素濃度1,000ppm)中に10分間浸すことが正しい方法です。
血液が付着したはさみは、「消毒する前に家庭用洗剤をつけたスポンジ等を用いて、器具の表面をこすり、十分な流水(10秒間以上、1リットル以上)で洗浄する」ことが必要です。
血液が付着していない、かみそり以外の器具は「逆性石ケン液による消毒
0.1%~0.2%逆性石ケン液(塩化ベンザルコニウム又は塩化ベンゼトニウム)中に10分間以上浸すこと。」が消毒法の一つとして定められています。
かみそり以外の器具に血液が付着した場合の消毒方法は、かみそりと同様に「消毒する前に家庭用洗剤をつけたスポンジ等を用いて、器具の表面をこすり、十分な流水(10秒間以上、1リットル以上)で洗浄する。」が正しい方法です。
美容所で行われる消毒の方法は、出題回数の多い問題の一つです。消毒の手順だけではなく、消毒に使われる薬品やその濃度まで、しっかりと覚えましょう。
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02
血液が付着している・又はその可能性がある器具の消毒方法を確認しておきます。
・沸騰後2分間以上の煮沸をする
・エタノール水溶液に10分間以上浸す
・次亜塩素酸ナトリウムが0.1%以上である水溶液に10分間以上浸す
以上を頭に入れて選択肢をみていきましょう。
かみそりは、血液が付着していなくても、付着しているものとしての扱いになるため、次亜塩素酸ナトリウムが0.1%以上である水溶液中に10分間以上浸します。
よって誤りです。
80℃を超える湿熱に10分間以上触れさせる消毒方法は、血液が付着しておらず、その疑いがないものが対象です。血液が付着したはさみには行いません。
よって誤りです。
逆性石けんが0.1%以上である水溶液中に10分間以上浸す消毒法は、血液が付着しておらず、その疑いもないヘアブラシに対して有効です。
よって正しいです。
消毒用エタノールを含ませた綿又はガーゼで拭く消毒方法は、血液が付着しておらず、その疑いがないものが対象です。血液が付着したくしには行いません。
よって誤りです。
各器具に適した消毒方法を理解しておきましょう。
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03
美容師法施行規則に定められた消毒方法に関する正しい記述を確認します。
次亜塩素酸ナトリウムは消毒に用いられることがありますが、0.01%の濃度で10分間浸すという規定は正しくありません。通常、血液が付着していない場合、別の方法が指定されています。
血液が付着した器具には、80℃以上の湿熱(オートクレーブ等)が使用されることが一般的ですが、具体的な温度や時間の要件については、施行規則に沿った確認が必要です。通常、湿熱消毒の条件は適切です。
逆性石けんは消毒剤として使用されることがありますが、血液が付着していない場合の消毒条件として、正確な規定が必要です。0.1%の濃度で10分間浸すことが規定されているかは確認が必要です。
エタノールは消毒に用いられることがありますが、血液が付着している場合には、エタノールで拭くだけでは十分な消毒とは言えないことが多いです。血液が付着した場合の消毒条件としては、より厳格な方法が求められることがあります。
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