二級ボイラー技士の過去問
平成27年4月公表
ボイラーの構造に関する知識 問5
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問題
二級ボイラー技士試験 平成27年4月公表 ボイラーの構造に関する知識 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
温水ボイラーの温度制御に用いるオンオフ式温度調節器(電気式)について誤っているものは次のうちどれか。
- 温度調節器は、調節器本体、感温体及びこれらを連結する導管で構成される。
- 感温体内の液体には、一般にトルエン、エーテル、アルコールなどが用いられる。
- 感温体は、ボイラー本体に直接取り付けるか、又は保護管を用いて取り付ける。
- 保護管を用いて感温体を取り付ける場合は、保護管内にシリコングリスを挿入してはならない。
- 温度調節器は、一般に調節温度の設定及び動作すき間の設定を行う。
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この過去問の解説 (3件)
01
1. 正しいです。温度調節は温度調節器と操作器を用いて行われ、温度調節器は調節器本体、感温体及びこれらを連結する導管で構成されています。
2. 正しいです。感温体には熱膨張の大きいトルエンやエーテル、アルコールが内包され、それらの温度変化による伸縮を読み取り、温度測定を行います。
3. 正しいです。感温体はボイラー本体に直接取り付けるか、高温、腐食、摩耗環境下ではシリコングリスを挿入した保護管内に入れて取り付けます。
4. 誤っています。保護管を用いて感温体を取り付ける場合、保護管内には温度検知をしやすくするために、シリコングリスを挿入する必要があります。
5. 正しいです。温度調節器は調節温度の設定及び動作すき間の設定を行います。設定温度値では、少しの温度変化により出力のON/OFFが頻繁に切り替わります。この動作は装置に大きな負担をかけてしまうので、これを解消するために動作すき間(調節感度)を設けています。
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02
温度調節器は調節器本体、感温体及びこれらを連結する導管で構成されます。また、温度調節器に流れる電流は、DCです。
2.正解です。
記載の通り、感温体内の液体には一般にトルエン、エーテル、アルコールなどが用いられます。
3.正解です。
感温体はボイラー本体に直接取り付けるか、又は保護管を用いて取り付けます。
4.誤っています。
保護管を用いて感温体を取り付ける場合は、保護管内にシリコングリスを挿入します。解説とは逆になります。
5.正解です。
記載の通りです。温度調節器は一般に、調節温度の設定及び動作すき間の設定を行います。
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03
保護管を用いて感温体を取り付ける場合は、保護管内にシリコングリスを挿入して、感度を上げます。
1. 温度調節器は、調節器本体、感温体及びこれらを連結する導管で構成されます。
2. 感温体内の液体には、一般にトルエン、エーテル、アルコールなどが用いられます。温度変化により液体が膨張、収縮します。
3. 感温体はボイラー本体に直接取り付けるか、保護管を用いて取り付けます。
5. 温度調節器は一般に調節温度の設定および動作すき間の設定を行います。動作すき間の設定を行うことで、オンとオフの切り替えの頻度を下げ、切り替え負荷を減らします。
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