二級ボイラー技士の過去問
平成27年4月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問11
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問題
二級ボイラー技士試験 平成27年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問11 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーの蒸気圧力上昇時の取扱いについて、誤っているものは次のうちどれか。
- 点火後は、ボイラー本体に大きな温度差を生じさせないように、かつ、局部的な過熱を生じさせないように時間をかけ、徐々にたき上げる。
- ボイラーをたき始めると、ボイラー本体の膨張により水位が下降するので、給水を行い常用水位にする。
- 蒸気が発生し始め、白色の蒸気の放出を確認してから、空気抜き弁を閉じる。
- 圧力計の指針の動きを注視し、圧力の上昇度合いに応じて燃焼を加減する。
- 圧力計の指針の動きが円滑でなく機能に疑いがあるときは、圧力が加わっているときでも、圧力計の下部コックを閉め、予備の圧力計と取り替える。
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この過去問の解説 (3件)
01
2. 誤っています。ボイラーを焚き始めると、ボイラー内の水の温度は高くなり、そこで給水を行うと、その温度差により異常応力が発生し、破損の原因となる恐れがあります。
3. 正しいです。ボイラーの焚き始めには、空気抜き弁を開いておき、圧力が上昇し、白色の蒸気が放出されるようになったら、空気抜き弁を閉じます。
4. 正しいです。ボイラーの蒸気圧力上昇時では、圧力計の指針に注目し、背面を指先で軽くたたくなどして、圧力計がきちんと機能しているか確認し、圧力の上昇度合いに応じて燃焼を加減しなければなりません。
5. 正しいです。圧力計に異常がある場合は、下部コックを閉めて速やかに予備の圧力計と交換し、圧力を確認します。圧力計は壊れやすいので定期的な確認が必要です。
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02
ボイラーをたき始めると、ボイラー水の膨張により水位が上昇するため、水位の変動を気にする必要があります。
1. 点火後は、ボイラー本体に大きな温度差を生じさせないように、かつ、局部的な過熱を生じさせないように時間をかけ、徐々にたき上げます。局部的な過熱はボイラーの損傷につながります。
3. 蒸気が発生し始め、白色の蒸気の放出を確認してから、空気抜き弁を閉じます。空気の逃げ道を作ることで、異常燃焼の時の事故を防ぎます。
4. 圧力計の指針の動きを注視し、圧力の上昇度合いに応じて、燃焼を加減します。特にたき始めは圧力変動が大きいです。
5. 圧力計の指針の動きが円滑でなく機能に疑いがあるときは、圧力が加わっているときでも、圧力計の下部コックを閉め、予備の圧力計と取り替えます。
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03
点火後はボイラー本体に大きな温度差を生じさせないように、かつ、局部的な過熱を生じさせないように時間をかけ、徐々にたき上げます。局部的に過熱すると、ボイラーが損傷します。
2.誤っています。
ボイラーをたき始めると、ボイラー本体の膨張により水位が上昇します。下降ではありません。
3.正解です。
記載の通り、蒸気が発生し始め、白色の蒸気の放出を確認してから、空気抜き弁を閉じます。
4.正解です。
圧力計の指針の動きを注視し、圧力の上昇度合いに応じて燃焼を加減します。
5.正解です。
圧力計の指針の動きが円滑でなく機能に疑いがあるときは、圧力が加わっているときでも、圧力計の下部コックを閉め、予備の圧力計と取り替えます。
ちなみに、ボイラー点火前は圧力計の指針の位置を確認しましょう。
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