二級ボイラー技士の過去問
平成27年4月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問12

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問題

二級ボイラー技士試験 平成27年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラー水位が安全低水面以下に異常低下する原因となる事項として、誤っているものは次のうちどれか。
  • 給水内管の穴が閉そくしている。
  • 不純物により水面計が閉そくしている。
  • 吹出し装置の閉止が不完全である。
  • 蒸気を大量に消費した。
  • 給水温度が低下した。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「5」です。
1. 正しいです。給水内菅は通ってきた水を、ボイラー内へ分散させるため、穴が閉そくしていると水の循環を妨害してしまいます。
2. 正しいです。水面計はボイラー洞内の水位を知る装置で、可視範囲の最下部がボイラーの安全低水面と同じ高さになるよう設置されています。不純物により水面計が閉そくすると、正確な水位を測定することができません。
3. 正しいです。吹出し装置の閉止が不完全であると、水漏れする危険性があり水位が低下する恐れがあります。
4. 正しいです。蒸気を大量消費した場合、水位は低下してしまいます。
5. 誤っています。給水温度の低下ではなく、給水温度が急激に上昇すると、給水ポンプ内で蒸気となり給水不能となるので、安全低水面以下に異常低下する原因になります。

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02

1.正解です。
給水内管の穴が閉そくしていると、ボイラーに給水できません。したがって、安全低水面以下に異常低下する原因になります。

2.正解です。
不純物により水面計が閉そくしていると、ボイラー内の水位が分からなくなり、異常低下する原因になります。

3.正解です。
吹出し装置の閉止が不完全であると、そこから漏れが発生します。したがって、安全低水面以下に異常低下する原因になります。

4.正解です。
蒸気を大量に消費するということは、ボイラー水がそれだけ消費されることになります。よって、異常低下する原因になります。

5.誤っています。
給水温度が過昇したときに異常低下が起こります。

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03

正解は 5 です。

ボイラー水位が安全低水面以下に異常低下する原因として、誤っているのは給水温度が低下することです。
給水温度が低下してもボイラー水が供給されますので、安全低水面になることはありません。

1. 給水内管の穴が閉そくしていると給水できないため、水位が低下します。

2. 不純物により水面計が閉そくすると、正確な水面を確認することができません。

3. 吹き出し装置の閉止が不完全だとボイラー水が漏れ、水位が低下します。

4. 蒸気を大量に消費するとボイラー水の供給が追い付かず、水位が低下します。

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