二級ボイラー技士の過去問
平成27年4月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問13
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問題
二級ボイラー技士試験 平成27年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問13 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーの水面測定装置の取扱いについて、誤っているものは次のうちどれか。
- 運転開始時の水面計の機能試験は、点火前に残圧がない場合は、たき始めて蒸気圧力が上がり始めたときに行う。
- 水面計のコックを開くときは、ハンドルを管軸に対し直角方向にする。
- 水柱管の連絡管の途中にある止め弁は、開閉を誤認しないように全開してハンドルを取り外しておく。
- 水柱管の水側連絡管は、水柱管に向かって下がり勾配となる配管にする。
- 水側連絡管のスラッジを排出するため、水柱管下部の吹出し管により毎日1回吹出しを行う。
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この過去問の解説 (3件)
01
誤っているものは「水柱管の水側連絡管は、水柱管に向かって下がり勾配となる配管にする。」です。
正しいです、水面計の機能試験は、蒸気圧力が上がり始めた時のほか、プライミング発生時、ガラス管の取り替え時などに行います。
正しいです。水面計のコックを開く時は、ハンドルを管軸に対し、直角方向にまわします。
正しいです。止め弁では、開閉を間違えないために、普段は全開にしてハンドルを取り外しておきます。弁を開閉する時にのみ、ハンドルを取り付けます。
誤っています。水柱管の水側連絡管は、水柱管に向かって上がり勾配となるよう配置します。
正しいです。スラッジはドラム内で発生し、連結管に詰まる恐れがあります。スラッジを排出するため、水柱管下部の吹出し管により毎日1回吹出しを行います。
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02
正解は 「水柱管の水側連絡管は、水柱管に向かって下がり勾配となる配管にする。」 です。
運転開始時の水面計の機能試験は、点火前に残圧がない場合は、たき始めて蒸気圧力が上がり始めたときに行います。ある程度圧力がないと、水面計に蒸気が流れ込まないためです。
水面計のコックを開くときは、ハンドルを管軸に対し直角方向にします。ハンドルを管軸に対し垂直方向にすると閉まります。
水柱管の連絡管の途中にある止め弁は、開閉を誤認しないように全開してハンドルを取り外しておきます。運転中は常に全開で使用するため、開閉できる必要がありません。
水柱管の水側連絡管は、水柱管に向かって上がり勾配となる配管にします。
水柱管内に水が残ると、正確な水面を確かめることができないためです。
水側連絡管のスラッジを排出するため、水柱管下部の吹出し管により毎日1回吹出しを行います。スラッジがたまると正しく動作しません。
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03
誤っているものは「水柱管の水側連絡管は、水柱管に向かって下がり勾配となる配管にする。」です。
正解です。
運転開始時の水面計の機能試験は、点火前に残圧がない場合は、たき始めて蒸気圧力が上がり始めたときに行います。また、水面計の機能試験は他の場合でも行われます。
正解です。
記載の通り、水面計のコックを開くときは、ハンドルを管軸に対し直角方向にします。
正解です。
水柱管の連絡管の途中にある止め弁は、開閉を誤認しないように全開してハンドルを取り外しておきます。
誤っています。
水柱管の水側連絡管は、水柱管に向かって上り勾配となる配管にします。
正解です。
水側連絡管のスラッジを排出するため、水柱管下部の吹出し管により毎日1回吹出しを行います。水側連絡管はスラッジが溜まりやすいからです。
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