二級ボイラー技士の過去問
平成27年4月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問17

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問題

二級ボイラー技士試験 平成27年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問17 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーにキャリオーバが発生した場合の処置として、誤っているものは次のうちどれか。
  • 燃焼量を下げる。
  • 主蒸気弁を急開して蒸気圧力を下げる。
  • ボイラー水位が高いときは、一部を吹出しする。
  • ボイラー水の水質試験を行う。
  • ボイラー水が過度に濃縮されたときは、吹出し量を増す。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 2 です。

キャリオーバは蒸気に水分や固形分が混ざることです。
キャリオーバが発生しているときに主蒸気弁を急開すると、さらにキャリオーバを促進します。

1. 燃焼量を下げることで蒸気量が減るため、効果的です。

3. ボイラー水位を下げることは主蒸気弁とボイラー水面が離れるため、効果的です。

4. 5. ボイラー水に不純物が多いため、水質試験を行い、必要があれば吹き出しを行い、不純物濃度を低下させることが必要です。

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02

1. 正しいです。燃焼量を下げることで、急な沸騰を抑えることができ、プライミング現象を防ぎます。

2. 誤っています。主蒸気弁を急開して蒸気圧力を下げてしまうと、ボイラー水中の蒸気は体積が増加し、ボイラー水面を押し上げプライミング現象が起こりやすくなるため、逆効果となるためしてはいけません。

3. 正しいです。ボイラー水を調節するため、一部吹き出しを行います。

4 . 正しいです。ボイラーへ薬品の過剰注入やボイラー水の過剰濃縮の可能性を確認するため、水質試験を実施します。

5. 正しいです。ボイラー水が過度に濃縮されたときは、吹出し量を増やし、ボイラー水の水質を保持します。

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03

1.正解です。
蒸気負荷が過大になるとキャリオーバが起こるので、燃焼量を下げます。

2.誤っています。
主蒸気弁を急開するとキャリオーバが起こるので、主蒸気弁を徐々に開きます。

3.正解です。
高水位だとキャリオーバが起こるので、ボイラー水の一部を吹出しします。

4.正解です。
ボイラー水内に不純物が多いとキャリオーバが起こるので、ボイラー水の水質試験を行います。

5.正解です。
ボイラー水が過度に濃縮されたときは、吹出し量を増やします。

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