二級ボイラー技士の過去問
平成27年4月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問16
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問題
二級ボイラー技士試験 平成27年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問16 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーの休止中の保存法について、誤っているものは次のうちどれか。
- ボイラーの燃焼側及び煙道は、すすや灰を完全に除去して、防錆油又は防錆剤などを塗布する。
- 乾燥保存法は、休止期間が3か月程度以内の比較的短期間休止する場合に採用される。
- 乾燥保存法では、ボイラー水を全部排出して内外面を清掃した後、少量の燃料を燃焼させ完全に乾燥させる。
- 満水保存法は、凍結のおそれがある場合には採用できない。
- 満水保存法では、月に1~2回、保存水の薬剤の濃度などを測定し、所定の値を保つよう管理する。
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この過去問の解説 (3件)
01
2. 誤っています。休止期間が3か月程度以内の比較的短期間休止する場合に採用されるのは、満水保存法です。満水保存法は保管処理剤を添加して酸素を除去した水を入れておくことで、ボイラー内の腐食を防ぎます。
3. 正しいです。乾燥保存法では、ボイラー内の湿気を抑えるため、燃料燃焼させ、完全乾燥させた後、吸湿剤をボイラー内に配置し、定期的に交換することが望まれます。
4. 正しいです。満水保存法はボイラー内を水で満たすため、凍結のおそれがある場合には使用できません。
5. 正しいです。満水保存法では、月に1~2回、保存水の薬剤の濃度などを測定し、適正値を保つよう管理し、ボイラーの腐食を防ぎます。
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02
ボイラーの燃焼側及び煙道は、すすや灰を完全に除去して、防錆油又は防錆剤などを塗布します。
2.誤っています。
乾燥保存法は休止期間が3か月以上の比較的長期間休止する場合に採用されます。休止期間が3か月程度以内の比較的短期間休止する場合は、満水保存法になります。
3.正解です。
乾燥保存法ではボイラー水を全部排出して内外面を清掃した後、少量の燃料を燃焼させ完全に乾燥させます。蒸気と水を完全に遮断します。
4.正解です。
記載の通りです。満水保存法は凍結のおそれがある場合には採用できません。
5.正解です。
満水保存法では、月に1~2回、保存水の薬剤の濃度などを測定し、所定の値を保つよう管理します。
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03
乾燥保存法は長期間保存する場合に採用されます。休止期間が3か月程度以内の比較的短期間休止する場合は満水保存法が採用されます。
1. ボイラーの燃焼側及び煙道は、すすや灰を完全に除去して、防錆油又は防錆剤などを塗布します。
3. 乾燥保存法では、ボイラー水を全部排出して内外面を清掃した後、少量の燃料を燃焼させ、完全に乾燥させます。
4. 満水保存法は、凍結のおそれがある場合には採用できません。凍結によりボイラーが損傷する恐れがあるためです。
5. 満水保存法では、月に1~2回、保存水の薬剤の濃度などを測定し、所定の値を保つよう管理する必要があります。
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