二級ボイラー技士の過去問
平成27年4月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問20

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問題

二級ボイラー技士試験 平成27年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問20 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラー清缶剤の使用目的として、誤っているものは次のうちどれか。
  • ボイラー内で軟化により生じた泥状沈殿物の結晶の成長を防止する。
  • ボイラーの伝熱面へのすすの付着を防止する。
  • 低圧ボイラーで、ボイラー水中のシリカを可溶性の化合物に変える。
  • ボイラー水中の硬度成分を不溶性の化合物(スラッジ)に変える。
  • 酸消費量を適度に保つことによって腐食を抑制する。

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この過去問の解説 (3件)

01

2. 誤っています。清缶剤にはすすの付着を抑える効果はありません。すす取り材を使用します。

1,3~5. 正しいです。清缶剤の使用目的は、ボイラー内に生成したスケールやスラッジ、沈殿物等の発生と成長の抑制です。酸消費量の抑制は脱酸素剤が加わった複合清缶剤が用いられます。

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02

1.正解です。
記載の通り、ボイラー内で軟化により生じた泥状沈殿物の結晶の成長を防止します。

2.誤っています。
清缶剤でボイラーの伝熱面へのすすの付着を防止することはできません。

3.正解です。
低圧ボイラーで、ボイラー水中のシリカを可溶性の化合物に変えます。

4.正解です。
ボイラー水中の硬度成分を不溶性の化合物(スラッジ)に変えます。水中の硬度成分とは、カルシウムイオン、マグネシウムイオンになります。

5.正解です。
酸消費量を適度に保つことによって腐食を抑制します。清缶剤には水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムなどが使用されます。

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03

正解は 2 です。

清缶剤はボイラー水中の不純物の調整を行うために添加するため、ボイラーの伝熱面へのすすの付着を防止することはありません。

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