二級ボイラー技士の過去問
平成27年4月公表
燃料及び燃焼に関する知識 問27
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問題
二級ボイラー技士試験 平成27年4月公表 燃料及び燃焼に関する知識 問27 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーにおける気体燃料の燃焼方式について、誤っているものは次のうちどれか。
- 拡散燃焼方式は、安定な火炎を作りやすいが、逆火の調節が容易である。
- 拡散燃焼方式は、火炎の広がり、長さなどの火炎の調節が容易である
- 拡散燃焼方式は、ほとんどのボイラー用ガスバーナに採用されている。
- 予混合燃焼方式は、ボイラー用パイロットバーナに採用されることがある。
- 予混合燃焼方式は、気体燃料に特有な燃焼方式である。
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この過去問の解説 (3件)
01
2. 正しいです。燃焼用空気と燃料の拡散速度を調節することで、火炎の広がりや長さなどを容易にコントロールすることができます。
3. 正しいです。拡散燃焼方式では、燃焼量を広範囲に調整することができるので、大容量のボイラー用ガスバーナに採用されています。
4. 正しいです。パイロットバーナは、主となるバーナに点火するため、常に点火されているバーナです。安定性が必要となるので、予混合燃焼方式が採用されています。
5. 正しいです。予混合燃焼方式では、予めガスバーナ内で燃料ガスに空気を混合させた混合気体を作って燃焼させます。気体燃料でしか、この方式は採用できません。
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02
設問は、ボイラーにおける気体燃料の燃焼方式について問われています。
以下に、選択肢ごとに解説致します。
1.拡散燃焼方式は、火口の直前で燃料と空気を混合して燃焼させる方式です。
この方式は燃料と空気を均等に混合する時間が短いため、安定した火炎を得ることは難しいですが、燃料と空気が配管内で混合しないため、逆火しにくいという特徴もあります。
2.拡散燃焼方式は、燃料や空気の流量を変えることによって、火炎の広がりや長さなど、火炎の調節を容易にできます。
3.2.で説明しましたが、拡散燃焼方式は火炎の調節が容易なので、大容量ボイラのメインガスバーナに多く採用されています。
4.予混合方式は安定な火炎を作りやすい方式です。その特性から、失火防止のパイロットバーナのような安定した火炎を作るバーナに採用されることがあります。
5.予混合方式は燃料と空気を予め混合して燃焼させる方式です。
液体燃料や固体燃料ではその燃料特性上採用できず、気体燃料専用の方式となります。
また、予め燃料と空気が混合され爆発混合気を生成しているため、逆火する可能性もあります。
以上の説明から、選択肢1が誤っていることがわかります。
正答は「1」です。
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03
2.正しいです。拡散燃焼方式はガスの噴射角度、空気の流速等を変えれるので、火炎の広がり、長さを調節しやすいです。
3.正しいです。拡散燃焼方式は燃焼量を広範囲に調節できる為、多くのボイラーに用いられます。
4.正しいです。予混合燃焼方式は安定な火炎をつくりやすいが、逆火の危険性があります。
5.正しいです。予混合燃焼方式は、燃料ガスと空気を混合して燃焼させます。
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