二級ボイラー技士の過去問
平成27年10月公表
燃料及び燃焼に関する知識 問21
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問題
二級ボイラー技士試験 平成27年10月公表 燃料及び燃焼に関する知識 問21 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文中の[ ]内に入れるA及びBの語句の組合せとして、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。
「液体燃料を加熱すると[ A ]が発生し、これに小火炎を近づけると瞬間的に光を放って燃え始める。この光を放って燃える最低の温度を[ B ]という。」
「液体燃料を加熱すると[ A ]が発生し、これに小火炎を近づけると瞬間的に光を放って燃え始める。この光を放って燃える最低の温度を[ B ]という。」
- A 酸素、B 引火点
- A水素、B 着火温度
- A 蒸気、B 着火温度
- A 蒸気、B 引火点
- A 酸素、B 着火温度
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この過去問の解説 (3件)
01
液体燃料を加熱すると蒸気が発生し、これに小火炎を近づけると瞬間的に光を放って燃え始める。この光を放って燃える最低の温度を引火点といいます。
引火点は燃料によって異なります。
例えば、日常で使われているガソリンは0℃以下、灯油は40~70℃になります。
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02
設問は、燃焼に関する事象について問われています。
以下に説明します。
液体燃料は、加熱すると蒸気が発生します。
燃焼は液体が燃えるのではなく、液体から発生する蒸気が燃焼しています。
液体から発生する蒸気に、着火源を近づけて燃焼を始める温度を引火点といいます。
よく間違える用語に「発火点」がありますが、これは着火源なしで自らが燃え始める温度のことです。
以上の説明により、A欄には「蒸気」、B欄には「引火点」が入ることになり、選択肢4が正しいことがわかります。
なお、空欄の穴埋めをすると、以下のような文章になります。
「液体燃料を加熱すると[蒸気]が発生し、これに小火炎を近づけると瞬間的に光を放って燃え始める。この光を放って燃える最低の温度を[引火点]という。
正答は「4」です。
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03
液体を加熱して沸点を越えると蒸気となります。光を放って燃える最低温度を引火点といいます。
酸素と水素は水が分解すると発生します。
着火温度は発火点と同義で扱われる場合があり、熱源なしで自ずと燃える温度のことを指します。
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