二級ボイラー技士の過去問
平成27年10月公表
燃料及び燃焼に関する知識 問22

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問題

二級ボイラー技士試験 平成27年10月公表 燃料及び燃焼に関する知識 問22 (訂正依頼・報告はこちら)

重油の性質について、誤っているものは次のうちどれか。
  • 重油の密度は、温度が上昇すると増加する。
  • 密度の小さい重油は、密度の大きい重油より一般に引火点が低い。
  • 重油の比熱は、温度及び密度によって変わる。
  • 重油の粘度は、温度が上昇すると低くなる。
  • 密度の小さい重油は、密度の大きい重油より単位質量当たりの発熱量が大きい。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 1 です。

物質は一般的に温度が上昇すると密度が減少します。

2 密度の小さい重油は、一般に密度の大きい重油より気化しやすいため引火点が低いです。

3 比熱とは単位質量(例えば1グラム)当たり単位温度(例えば1℃)上げるのに必要な熱量を指します。

4 重油の粘度は温度が上昇すると低くなり、温度が下降すると高くなります。

5 密度の小さい重油は、密度の大きい重油より単位質量あたりの水素が多いため発熱量が大きくなります。

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02

正答は「1」です。

設問は、重油の性質について問われています。

以下に、選択肢ごとに説明します。

 1.重油の密度は、温度が上昇すると減少します。
   水だけは1℃→4℃の間だけ密度が上昇しますが、その後減少に転じます。

 2.密度の小さい重油は、密度の大きい重油より一般に引火点が低いです。
   密度が小さい重油は一般的に分子量が低く、揮発性も密度が大きい重油より高いため、引火点が低くなります。

 3.重油の比熱は、温度及び密度によって変わります。
   重油だけではなく、物質の比熱は、温度や密度で変化します。

 4.重油の粘度は、温度が上昇すると低くなります。
   物質にエネルギーが与えられて、動きが活発になるためです。

 5.密度の小さい重油は、密度の大きい重油より単位質量当たりの発熱量が大きくなる傾向にあります。

以上の説明により、選択肢1が誤っていることがわかります。

正答は「1」です。

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03

1.誤っています。
重油の密度は、温度が上昇すると減少します。

2.正解です。
密度の小さい重油は、密度の大きい重油より一般に引火点が低いです。

3.正解です。
重油の比熱は温度及び密度によって変わります。
比熱の単位は、J/(kg・K)ですから、温度、密度は関係性があります。

4.正解です。
重油の粘度は温度が高いと低くなり、温度が低いと粘度は高くなります。

5.正解です。
記載の通りです。密度の小さい重油は密度の大きい重油より単位質量当たりの発熱量が大きいです。

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