二級ボイラー技士の過去問
平成28年4月公表
ボイラーの構造に関する知識 問1
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問題
二級ボイラー技士試験 平成28年4月公表 ボイラーの構造に関する知識 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
熱及び蒸気について、誤っているものは次のうちどれか。
- 水の飽和温度は、標準大気圧のとき100℃で、圧力が高くなるほど高くなる。
- 水の温度は、沸騰を開始してから全部の水が蒸気になるまで一定である。
- 飽和蒸気の比エンタルピは、飽和水1kgの気化熱である。
- 飽和蒸気の比体積は、圧力が高くなるほど小さくなる。
- 飽和水の蒸発熱は、圧力が高くなるほど小さくなり、臨界圧力に達すると0になる。
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この過去問の解説 (3件)
01
飽和蒸気の比エンタルピは、飽和水1kgの全熱量です。
1 水の飽和温度は圧力が高くなるほど高くなり、低くなるほど低くなります。
2 水の温度は沸騰を開始してから全部の水が蒸気になるまで水から水蒸気へと状態が変化することに吸収した熱が使われるので温度は上がりません。
4 飽和蒸気の比体積は圧力が高くなるほど小さくなり、低くなるほど大きくなります。
5 蒸発熱は潜熱とも言い、飽和水が水蒸気になるときに使われる熱で、圧力が高くなるほど小さくなり、臨界圧力に達すると水が液体の状態を保てなくなる、つまり水から水蒸気になるために熱を加えなくてもよくなります。
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02
記載の通り、水の飽和温度は標準大気圧のとき100℃で、圧力が高くなるほど高くなります。
2.正しいです。
水の温度は沸騰を開始してから全部の水が蒸気になるまで変化しません。
3.誤っています。
飽和蒸気の比エンタルピは飽和水1kgの全熱量です。
4.正しいです。
飽和蒸気の比体積は圧力が高くなるほど小さくなります。
5.正しいです。
飽和水の蒸発熱は、圧力が高くなるほど小さくなります。出題されやすいので、覚えておきましょう。
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03
水の飽和温度は標準大気圧のとき100℃で、圧力が高くなるほど高くなります。逆に、圧力が低くなるほど、低くなります。
2.正解です。
水の温度は沸騰を開始してから全部の水が蒸気になるまで一定です。その時発生する熱を蒸発熱といいます。
3.誤っています。
飽和蒸気の比エンタルピは、飽和水1kgの全熱量です。
4.正解です。
記載の通りです。飽和蒸気の比体積は、圧力が高くなるほど小さくなります。
5.正解です。
飽和水の蒸発熱は圧力が高くなるほど小さくなり、臨界圧力に達すると0になります。飽和水とは、水+蒸気のことで、全て蒸気になると蒸発熱は発生しなくなるので、圧力が高くなるほど小さくなります。
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