二級ボイラー技士の過去問
平成28年4月公表
ボイラーの構造に関する知識 問4

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問題

二級ボイラー技士試験 平成28年4月公表 ボイラーの構造に関する知識 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

鋳鉄製ボイラーについて、誤っているものは次のうちどれか。
  • 暖房用蒸気ボイラーでは、原則として復水を循環使用する。
  • 重力式蒸気暖房返り管の取付けには、ハートフォード式連結法がよく用いられる。
  • ウェットボトム形は、ボイラー底部にも水を循環させる構造となっている。
  • ポンプ循環方式の蒸気ボイラーの場合、給水管の取付位置は、安全低水面以下150mm以内の高さにする。
  • 鋼製ボイラーに比べ、腐食に強いが強度は弱い。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 4 です。

ポンプ循環方式の蒸気ボイラーの場合、給水管の取付位置は、胴の下部です。安全低水面以下150mm以内の高さにするのは返り管です。

1 暖房用蒸気ボイラーは圧力が低いため蒸気が水に戻りやすいため復水を循環使用しやすいです。

2 ハートフォード式連結法では蒸気になってすぐに戻った水も回収できます。

3 ウェットボトム形に対して、ドライボトム形はボイラーの底部には水を循環させません。

5 鋼製ボイラーに比べ、強度は弱いため、高圧にはできません。

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02

1.正解です。
暖房用蒸気ボイラーでは、原則として復水を循環使用します。復水とは、ボイラーから送り出された蒸気が機器内で凝縮し、給水系統に戻される水のことです。

2.正解です。
記載の通り、重力式蒸気暖房返り管の取付けには、ハートフォード式連結法がよく用いられます。

3.正解です。
ウェットボトム形は、ボイラー底部にも水を循環させる構造となっています。

4.誤っています。
ポンプ循環方式の蒸気ボイラーの場合、返り管の取付位置は、安全低水面以下150mm以内の高さにします。ウォータハンマを防止するためです。

5.正解です。
鋼製ボイラーに比べ、腐食に強いが強度は弱い特徴があります。

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03

1.正しいです。
復水を用いるので、水中にスラッジが溜まりにくくなります。

2.正しいです。
重力式蒸気暖房返り管の取付けには、ハートフォード式連結法がよく用いられます。

3.正しいです。
ウェットボトム形はボイラー底部にも水を循環させる構造となります。

4.誤っています。
ポンプ循環方式の蒸気ボイラーの場合、返り管の取付位置は、安全低水面以下150mm以内の高さにします。

5.正しいです。
鋼製ボイラーに比べ、腐食に強いが強度は弱いです。覚えておきましょう。

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