二級ボイラー技士の過去問
平成28年4月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問20
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
二級ボイラー技士試験 平成28年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問20 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーの清缶剤について、誤っているものは次のうちどれか。
- 軟化剤は、ボイラー水中の硬度成分を不溶性の化合物(スラッジ)に変えるための薬剤である。
- 軟化剤には、炭酸ナトリウム、りん酸ナトリウムなどがある。
- 脱酸素剤は、ボイラー給水中の酸素を除去するための薬剤である。
- 脱酸素剤には、タンニン、亜硫酸ナトリウム、ヒドラジンなどがある。
- 低圧ボイラーでは酸消費量付与剤として、塩化ナトリウムが用いられる。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
低圧ボイラーでは酸消費量付与剤として、水酸化ナトリウムなどが用いられます。塩化ナトリウムは中性であるため酸消費量を上げることはできません。
1 軟化剤は、ボイラー水中の硬度成分を不溶性の化合物(スラッジ)に変えるための薬剤です。スラッジになると吹出しで取り除くことが可能です。
2 炭酸ナトリウムは低圧力時に、リン酸ナトリウムは圧力に関係なく使用可能です。
3 脱酸素剤は、ボイラー給水中の酸素を除去するための薬剤です。酸素を取り除くことで腐食を防ぐことができます。
4 脱酸素剤には、タンニン、亜硫酸ナトリウム、ヒドラジンなどの還元剤があります。
参考になった数83
この解説の修正を提案する
02
軟化剤はボイラー水中の硬度成分を不溶性の化合物(スラッジ)に変え、スケールの付着を防ぎます。
2.正解です。
軟化剤には、炭酸ナトリウム、りん酸ナトリウムなどがあります。
3.正解です。
脱酸素剤は、ボイラー給水中の酸素を除去します。
4.正解です。
脱酸素剤には、タンニン、亜硫酸ナトリウム、ヒドラジンなどがあります。
5.誤っています。
低圧ボイラーでは酸消費量付与剤として、塩化ナトリウムが用いられません。水酸化ナトリウムなどのアルカリ性が使用されます。ちなみに、塩化ナトリウムは中性です。
参考になった数36
この解説の修正を提案する
03
記載の通り、軟化剤はボイラー水中の硬度成分を不溶性の化合物に変えるための薬剤です。
2.正しいです。
軟化剤には、炭酸ナトリウム、りん酸ナトリウムが使用されます。出題されやすいので、覚えておきましょう。
3.正しいです。
記載の通りです。
4.正しいです。
脱酸素剤にはタンニン、亜硫酸ナトリウム、ヒドラジンがあります。
5.誤っています。
塩化ナトリウムではなく、水酸化ナトリウムです。覚えておきましょう。
参考になった数20
この解説の修正を提案する
前の問題(問19)へ
平成28年4月公表問題一覧
次の問題(問21)へ