二級ボイラー技士の過去問
平成28年10月公表
ボイラーの構造に関する知識 問5

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問題

二級ボイラー技士試験 平成28年10月公表 ボイラーの構造に関する知識 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーのばね安全弁について、誤っているものは次のうちどれか。
  • 安全弁は、蒸気圧力が設定圧力に達すると自動的に弁が開いて蒸気を吹き出し、蒸気圧力の上昇を防ぐものである。
  • 安全弁の吹出し圧力は、調整ボルトを締めたり緩めたりして調整する。
  • 弁体が弁座から上がる距離を揚程(リフト)という。
  • 安全弁には、揚程式と全量式がある。
  • 揚程式安全弁は、のど部面積で吹出し面積が決まる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 5 です。

揚程式安全弁は弁座流路面積で吹き出し面積が決まります。

1. 安全弁は、蒸気圧力が設定圧力に達すると自動的に弁が開いて蒸気を吹き出し、蒸気圧力の上昇を防ぐものです。

2. 安全弁の吹出し圧力は、調整ボルトを締めたり緩めたりして調整します。

3. 弁体が弁座から上がる距離を揚程(リフト)といいます。

4. 安全弁には、揚程式と全量式があります。弁座流路面積の大きさで決まります。

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02

正答は「5」です。

設問は、ボイラの安全弁について問われています。

以下に、選択肢ごとに説明します。

 1.安全弁は、蒸気圧力が設定圧力に達すると自動的に弁が開いて蒸気を吹き出し、蒸気圧力の上昇を防ぐものです。
   安全弁によってボイラ内の圧力上昇を防止することにより、本体の損傷を未然に防止します。

 2.安全弁の吹出し圧力は、調整ボルトを締めたり緩めたりすることにより、吹出し圧力調整します。
   調整ボルトを締めると吹出し圧力が上がり、緩めると下がります。

 3.弁体が弁座から上がる距離を揚程(リフト)といいます。

 4.安全弁には、揚程式と全量式があります。
   一般的に、揚程式よりも全量式のほうが、5~6倍吹出し量が多くなります。

 5.揚程式安全弁は、弁座流路面積で吹出し面積が決まります。
   これに対し、全量式は弁座流路面積がのど部面積よりも広いため、のど部面積で吹出し面積が決まります。

以上の説明により、選択肢5が誤っていることがわかります。

正答は「5」です。

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03

1.正解です。
安全弁は蒸気圧力が設定圧力に達すると自動的に弁が開いて蒸気を吹き出し、蒸気圧力の上昇を防ぐものです。

2.正解です。
安全弁の吹出し圧力は調整ボルトを締めたり緩めたりして調整します。もし、安全弁から蒸気漏れがあった場合は、調整ボルトを締めつけないようにしましょう。

3.正解です。
記載の通り、弁体が弁座から上がる距離を揚程(リフト)といいます。

4.正解です。
安全弁には、揚程式と全量式があります。

5.誤っています。
揚程式安全弁は、弁座流路面積で吹出し面積が決まります。

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