二級ボイラー技士の過去問
平成28年10月公表
ボイラーの構造に関する知識 問6
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
二級ボイラー技士試験 平成28年10月公表 ボイラーの構造に関する知識 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーの送気系統装置について、誤っているものは次のうちどれか。
- 送気の開始又は停止を行うため、ボイラーの蒸気取出し口又は過熱器の蒸気出口に主蒸気弁を取り付ける。
- 蒸気逆止め弁は、一次側の蒸気圧力及び蒸気流量にかかわらず、二次側の蒸気圧力を一定に保つときに設ける。
- 沸水防止管は、気水分離器の一種で、低圧ボイラーの蒸気取出し口の下の胴内に設ける。
- バケット式蒸気トラップは、蒸気とドレンの密度差によって作動し、蒸気使用設備内にたまったドレンを自動的に排出する装置である。
- 長い主蒸気管の配置に当たっては、温度の変化による伸縮に対応するため、湾曲形、ベローズ形、すべり形などの伸縮継手を設ける。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
送気の開始又は停止を行うため、ボイラーの蒸気取出し口又は過熱器の蒸気出口に主蒸気弁を取り付けます。主蒸気弁には、玉形弁、アングル弁などがあります。
2.誤っています。
一次側の蒸気圧力及び蒸気流量にかかわらず、二次側の蒸気圧力を一定に保つときに設けるのは減圧弁です。
3.正解です。
記載の通り、沸水防止管は気水分離器の一種で、低圧ボイラーの蒸気取出し口の下の胴内に設けます。
4.正解です。
バケット式蒸気トラップは蒸気とドレンの密度差によって作動し、蒸気使用設備内にたまったドレンを自動的に排出する装置です。また、蒸気とドレンの密度差を利用したものには、バケット式とフロート式があります。
5.正解です。
長い主蒸気管の配置に当たっては、温度の変化による伸縮に対応するため、湾曲形、ベローズ形、すべり形などの伸縮継手を設けます。
参考になった数74
この解説の修正を提案する
02
設問は、ボイラの送気系統装置について問われています。
以下に、選択肢ごとに説明します。
1.送気の開始又は停止を行うために、ボイラの蒸気取出し口又は過熱器の蒸気出口には、主蒸気弁を取り付けます。
2.蒸気逆止め弁は、二次(下流)側の蒸気が一次(上流)側に逆流させないことを目的に設けます。
一次側の蒸気圧力及び蒸気流量にかかわらず、二次側の蒸気圧力を一定に保つために設けるのは、減圧弁になります。
3.沸水防止管は、気水分離器の一種で、低圧ボイラーの蒸気取出し口の下の胴内に設けます。
仕組みは、蒸気取入れのための配管に上向きの穴をあけた構造となっており、ボイラ水が入り込まないようにしています。
4.バケット式蒸気トラップは、蒸気とドレンの密度差によって作動し、蒸気使用設備内にたまったドレンを自動的に排出する装置です。
5.長い主蒸気管の配置に当たっては、温度の変化による伸縮に対応するため、湾曲形、ベローズ形、すべり形などの伸縮継手を設けます。
以上の説明により、選択肢2が誤っていることがわかります。
正答は「2」です。
参考になった数24
この解説の修正を提案する
前の問題(問5)へ
平成28年10月公表問題一覧
次の問題(問7)へ