二級ボイラー技士の過去問
平成28年10月公表
ボイラーの構造に関する知識 問7

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

二級ボイラー技士試験 平成28年10月公表 ボイラーの構造に関する知識 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーの給水系統装置について、誤っているものは次のうちどれか。
  • 渦流ポンプは、円周流ポンプとも呼ばれているもので、小容量の蒸気ボイラーなどに用いられる。
  • 渦巻ポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のある遠心ポンプで、低圧のボイラーに用いられる。
  • インゼクタは、蒸気の噴射力を利用して給水するものである。
  • 給水弁と給水逆止め弁をボイラーに取り付ける場合は、ボイラーに近い側に給水弁を取り付ける。
  • 給水弁には、アングル弁又は玉形弁が用いられる。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は 2 です。

渦巻ポンプは案内羽のないポンプです。

1. 渦流ポンプは、円周流ポンプとも呼ばれているもので、小容量の蒸気ボイラーなどに用いられます。

3. インゼクタは、蒸気の噴射力を利用して給水するものです。

4. 給水弁と給水逆止め弁をボイラーに取り付ける場合は、ボイラーに近い側に給水弁を取り付けます。

5. 給水弁には、アングル弁又は玉形弁が用いられます。

参考になった数51

02

正答は「2」です。

設問は、ボイラの給水系統装置について問われています。

以下に、選択肢ごとに説明します。

 1.渦流ポンプは、円周流ポンプとも呼ばれているもので、小容量の蒸気ボイラなどに用いられます。
   渦巻ポンプに比べて小容量で、流量も少ないですが、比較的高い揚程が得られます。

 2.渦巻ポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のない遠心ポンプで、低圧のボイラに用いられます。
   案内羽根のある遠心ポンプはディフューザポンプと呼ばれ、高圧のボイラに用いられます。

 3.インゼクタは、蒸気の噴射力を利用して給水する装置です。
   蒸気の噴射によって噴射口の周囲が減圧されることで、水を給水する仕組みです。
   但し、給水圧力は高く取れません。

 4.給水弁と給水逆止め弁をボイラに取り付ける場合は、ボイラに近い側に給水弁を取り付けます。

 5.給水弁には、アングル弁又は玉形弁が用いられます。

以上の説明により、選択肢2が誤っていることがわかります。

正答は「2」です。

参考になった数23

03

1.正解です。
渦流ポンプは円周流ポンプとも呼ばれているもので、小容量の蒸気ボイラーなどに用いられます。また、渦流ポンプは小さい駆動力で高い揚程が得れます。

2.誤っています。
渦巻ポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のない遠心ポンプで、低圧のボイラーに用いられます。

3.正解です。
インゼクタは、蒸気の噴射力を利用して給水するものです。比較的圧力の低いボイラーに使用されます。

4.正解です。
給水弁と給水逆止め弁をボイラーに取り付ける場合は、ボイラーに近い側に給水弁を取り付けます。

5.正解です。
記載の通りです。給水弁には、アングル弁又は玉形弁が用いられます。

参考になった数22