二級ボイラー技士の過去問
平成29年4月公表
ボイラーの構造に関する知識 問2

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問題

二級ボイラー技士試験 平成29年4月公表 ボイラーの構造に関する知識 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーの燃焼室、伝熱面及び燃焼装置について、誤っているものは次のうちどれか。
  • 燃焼室は、燃料を燃焼し熱を発生する部分で、火炉ともいわれる。
  • 燃焼装置は、燃料の種類によって異なり、液体燃料、気体燃料及び微粉炭にはバーナが、一般固体燃料には火格子などが用いられる。
  • 燃焼室は、供給された燃料を速やかに着火、燃焼させ、発生する可燃性ガスと空気との混合接触を良好にして完全燃焼を行わせる部分である。
  • 加圧燃焼方式の燃焼室は、気密構造になっている。
  • 燃焼室に直面して火炎などから受けた放射熱を水や蒸気に伝える伝熱面は、接触伝熱面といわれる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 5 です。

燃焼室に直面して火炎などから受けた放射熱を水や蒸気に伝える伝熱面は、放射伝熱面です。

1 燃焼室は、燃料を燃焼し熱を発生する部分で、火炉ともいわれます。

2 燃焼装置は、燃料の種類によって異なり、液体燃料、気体燃料及び微粉炭にはバーナが、一般固体燃料には火格子などが用いられます。

3 燃焼室は、供給された燃料を速やかに着火、燃焼させ、発生する可燃性ガスと空気との混合接触を良好にして完全燃焼を行わせる部分です。

4 加圧燃焼方式の燃焼室は、気密構造になっています。機密構造でないと圧力を上げることはできません。

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02

正答は「5」です。

設問は、ボイラーの燃焼室、伝熱面及び燃焼装置について問われています。

以下に、選択肢ごとに説明します。

 1.燃焼室は、燃料を燃焼し、熱を発生させる部分で、火炉とも言われています。

 2.燃焼に用いられる装置は、燃料の性状や種類によって異なっており、液体燃料や気体燃料及び微粉炭にはバーナが、一般的な固体燃料には火格子などが用いられております。

 3.燃焼室は、供給された燃料を速やかに着火させ、発生する可燃性ガスと空気との混合接触を良好にして爆発混合気とし、完全燃焼を行わせる部分です。

 4.加圧燃焼方式の燃焼室は、気密構造になっております。
   もし、燃焼ガスの漏れがあると火傷や窒息の原因となるため危険であり、熱が逃げるためボイラ効率の低下にも繋がります。

 5.燃焼室に直面して火炎などから受けた放射熱を水や蒸気に伝える伝熱面は、放射伝熱面と言われます。
   対して、燃焼室から出た高温の燃焼ガスとの接触によって熱を受ける部分を接触伝熱面又は対流伝熱面と言います。

以上の説明により、選択肢5が誤っていることがわかります。

正答は「5」です。

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03

1.正解です。
燃焼室は燃料を燃焼し熱を発生する部分で、火炉ともいわれます。

2.正解です。
記載の通り、燃焼装置は燃料の種類によって異なり、液体燃料、気体燃料及び微粉炭にはバーナが、一般固体燃料には火格子などが用いられる。

3.正解です。
燃焼室は供給された燃料を速やかに着火、燃焼させ、発生する可燃性ガスと空気との混合接触を良好にして完全燃焼を行わせる部分です。また、速やかに着火しない場合は、すぐに燃料供給を停止し、換気を十分に行いましょう。

4.正解です。
加圧燃焼方式の燃焼室は、気密構造になります。

5.誤っています。
燃焼室に直面して火炎などから受けた放射熱を水や蒸気に伝える伝熱面は、放射伝熱面といわれます。

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