二級ボイラー技士の過去問
平成29年4月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問18
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問題
二級ボイラー技士試験 平成29年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問18 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーのスートブローについて、誤っているものは次のうちどれか。
- スートブローは、主としてボイラーの水管外面などに付着するすすの除去を目的として行う。
- スートブローの蒸気は、ドレンを抜き乾燥したものを用いる。
- スートブローは、燃焼量の低い状態のときに行う。
- スートブローは、一箇所に長く吹き付けないようにして行う。
- スートブローを行ったときは、煙道ガスの温度や通風損失を測定して、その効果を確かめる。
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この過去問の解説 (3件)
01
スートブローを燃焼量が低い状態の時に行うと消火してしまう恐れがあります。適切な時期は、最大負荷よりやや低いところです。
1 スートブローは、主としてボイラーの水管外面などに付着するすすの除去を目的として行います。
2 スートブローの蒸気は、ドレンを抜き乾燥したものを用います。
4 スートブローは、一箇所に長く吹き付けないようにして行います。一箇所に長く吹き付けると破損する恐れがあります。
5 スートブローを行ったときは、煙道ガスの温度や通風損失を測定して、その効果を確かめます。
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02
スートブローは主としてボイラーの水管外面などに付着するすすの除去を目的として行います。水管外面などにすすが付着していると、ボイラー効率が低下します。
2.正解です。
スートブローの蒸気はドレンを抜き乾燥したものを用います。理由としては、伝熱面積を腐食する恐れがあるからです。
3.誤っています。
スートブローは火が消える恐れがあるので、最大負荷よりもやや低い状態のときに行います。
4.正解です。
スートブローは一箇所に長く吹き付けないようにして行います。腐食する恐れがあるからです。
5.正解です。
記載の通り、スートブローを行ったときは煙道ガスの温度や通風損失を測定して、その効果を確かめます。
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03
設問は、ボイラのスートブローについて問われています。
以下に、選択肢ごとに説明します。
1.スートブローは、主としてボイラーの水管外面などに付着するすすの除去を目的として行います。
すすがあると、伝熱効率が悪くなります。
2.スートブローの蒸気は、ドレンを抜き乾燥したものを用いるようにします。
ドレンが含まれると、燃焼室の熱が奪われたり、最悪の場合、水蒸気爆発を起こしてしまいます。
3.スートブローは、燃焼量の低い状態のときに行うとバーナが失火する恐れがあるため、最大負荷付近で行うようにします。
4.スートブローは、熱ひずみを起こさないように、一箇所に長く吹き付けないようにして行います。
5.スートブローを行ったときは、煙道ガスの温度や通風損失を測定して、その効果を確かめます。
以上の説明により、選択肢3が誤っていることがわかります。
正答は「3」です。
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