二級ボイラー技士の過去問
平成29年10月公表
ボイラーの構造に関する知識 問6
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問題
二級ボイラー技士試験 平成29年10月公表 ボイラーの構造に関する知識 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーに使用するブルドン管圧力計について、誤っているものは次のうちどれか。
- 圧力計は、原則として胴又は蒸気ドラムの一番高い位置に取り付ける。
- 圧力計と胴又は蒸気ドラムとの間に水を入れたサイホン管などを取り付け、蒸気がブルドン管に直接入らないようにする。
- 圧力計は、ブルドン管とダイヤフラムを組み合わせたもので、ブルドン管が圧力によって伸縮することを利用している。
- ブルドン管は、断面が扁平な管を円弧状に曲げ、その一端を固定し他端を閉じたものである。
- 圧力計のコックは、ハンドルが管軸と同一方向になったときに開くように取り付ける。
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この過去問の解説 (4件)
01
2 . 正しい。圧力計のブルドン管に蒸気が混入することを防ぐために、サイホン管を間に入れることで防止します。
3 . 誤り。ブルドン管圧力計とは、円弧上に曲げた断面が扁平になっているブルドン管を使用する。このブルドン管は圧力が加わると、円弧に広がり管先につながる歯車によって指針が動く構造となっています。
4 . 正しい。ブルドン管の断面形状は、平円形ではなく、楕円形であることに注意してください。
5 . 正しい。管軸と同一方向になった場合に開にする理由として、振動などでハンドルが下がり、閉になることを防ぐためです。
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02
胴又は蒸気ドラムの一番高い位置に取り付ける理由は、正確な測定をするためです。(不要な圧力を測定しない為)
2.正解です。
記載の通りです。
3.誤っています。
ブルドン管にはダイヤフラムは使用されていません。
4.正解です。
ブルドン配管は圧力が加わると円弧に広がり、管先端にある扇形歯車によって指針が動く仕組みになっています。
5.正解です。
圧力計のコックは、ハンドルが管軸と同一方向になったときに開くように取り付けます。
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03
設問は、ボイラで使用されるブルドン管圧力計について問われています。
以下に、選択肢ごとに説明します。
1.圧力計は、原則として胴又は蒸気ドラムの一番高い位置に取り付けます。
ボイラ水位のあるところに取り付けると、水位分の圧力も加算されるため、正確な蒸気圧力が測定できなくなります。
2.圧力計と胴又は蒸気ドラムとの間に水を入れたサイホン管などを取り付け、蒸気がブルドン管に直接入らないようにします。
ブルドン管内に蒸気が混入し、凝縮して水になると、ブルドン管全体に圧力が伝達せず、正確な圧力が測定できなくなります。
3.ブルドン管圧力計には、ダイヤフラムが組みこまれていません。
ブルドン管圧力計は、ブルドン管本体が圧力によって伸縮することを利用して、圧力を測定しています。
ダイヤフラム圧力計は、微弱な圧力を測定する微圧計に用いられています。
4.ブルドン管は、断面が扁平な管を円弧状に曲げ、その一端を固定し他端を閉じたものです。
5.圧力計のコックは、ハンドルが管軸と同一方向になったときに開くように取り付けます。
以上の説明により、選択肢3が誤っていることがわかります。
正答は「3」です。
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04
構造、取付け位置等を覚えましょう。
1.正解です。
水が混入すると正確な圧力が、計測されない可能性があります。
2.正解です。
サイホン管に水を入れ、圧力計を熱や蒸気から守ります。
3.誤りです。
ブルドン管式圧力計には、ダイヤフラムはありません。圧力でブルドン管自身が伸び縮じみをして、リンク機構とギア(歯車)で圧力計の指針を動かします。
4.正解です。
ブルドン管の断面は、楕円形や平円形になっています。
5.正解です。
圧力計に取り付けるコックは、遠くからでも開閉が確認できるように、『開』は、コックのハンドルが管軸と並行に、『閉』は管軸と角度が垂直(90度)になるように取り付けます。
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