二級ボイラー技士の過去問
平成29年10月公表
燃料及び燃焼に関する知識 問23
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問題
二級ボイラー技士試験 平成29年10月公表 燃料及び燃焼に関する知識 問23 (訂正依頼・報告はこちら)
重油の性質について、誤っているものは次のうちどれか。
- 重油の密度は、温度が上昇すると減少する。
- 密度の大きい重油は、密度の小さい重油より一般に引火点が低い。
- 重油の比熱は、温度及び密度によって変わる。
- 重油の粘度は、温度が上昇すると低くなる。
- C重油は、A重油より単位質量当たりの発熱量が小さい。
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この過去問の解説 (3件)
01
重油の密度は温度が上昇すると減少します。
2.誤っています。
密度の大きい重油は密度の小さい重油より一般に引火点が高いです。
3.正解です。
重油の比熱はだいたい2.3kJ/(kg・K)です。
4.正解です。
粘度も密度と同様で、温度が上昇すると低下します。
5.正解です。
密度の大きい重油は、密度の小さい重油より単位質量当たりの発熱量が小さいです。
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02
設問は、重油の性質について問われています。
以下に、選択肢ごとに説明します。
1.重油は温度が上昇すると、体積が膨張します。
そのため、単位体積あたりの質量、すなわち密度は低下するため、重油は温度が上昇すると密度が低下します。
2.密度の大きい重油は、密度の小さい重油より一般に引火点が高い傾向にあります。
例えば、A重油よりも密度の大きいC重油は、A重油よりも引火点が高いです。
3.重油の比熱は、温度及び密度によって変わります。
4.重油の粘度は、温度が上昇すると低くなります。
粘度が高いとバーナでの霧化がしにくくなるため、重油は加熱してからバーナに送ります。
5.C重油は、A重油より単位質量当たりの発熱量が小さいです。
以上の説明により、選択肢2が誤っていることがわかります。
正答は「2」です。
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03
温度が上昇すると密度は減少します。
2.誤っています。
密度が大きいと、一般的には引火点は高くなります。したがって、誤っています。
3.正しいです。
記載の通りです。
4.正しいです。
特にB重油、C重油を使用する際、粘度が高いので温めてから使用します。
5.正しいです。
単位質量当たりの発熱量の大きさは下記になります。
A重油>B重油>C重油
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