二級ボイラー技士の過去問
平成30年4月公表
ボイラーの構造に関する知識 問1
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問題
二級ボイラー技士試験 平成30年4月公表 ボイラーの構造に関する知識 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文中の[ ]内に入れるA及びBの語句の組合せとして、正しいものは( 1 )~( 5 )のうちどれか。
「飽和水の比エンタルピは飽和水1kgの[ A ]であり、飽和蒸気の比エンタルピはその飽和水の[ A ]に[ B ]を加えた値で、単位はkJ/kgである。」
「飽和水の比エンタルピは飽和水1kgの[ A ]であり、飽和蒸気の比エンタルピはその飽和水の[ A ]に[ B ]を加えた値で、単位はkJ/kgである。」
- A: 蒸発熱 B: 顕熱
- A: 蒸発熱 B: 潜熱
- A: 潜熱 B: 顕熱
- A: 潜熱 B: 蒸発熱
- A: 顕熱 B: 蒸発熱
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この過去問の解説 (3件)
01
飽和水の比エンタルピは飽和水1kgの顕熱であり、飽和蒸気の比エンタルピはその飽和水の顕熱に蒸発熱を加えた値で、単位はkJ/kgである。
顕熱とは、物質の状態を変えずに温度を変化させるために費やされる熱量のことをいいます。
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02
設問は、飽和水及び飽和蒸気の比エンタルピについて問われています。
以下に説明します。
飽和水の比エンタルピは、温度上昇分の熱量=与えられた熱量=顕熱になります。
飽和蒸気の比エンタルピは、温度上昇分の熱量(顕熱)+状態変化(液体→気体)するための熱量(蒸発熱)になります。
以上の説明により、A欄には「顕熱」、B欄には「蒸発熱」が入るため、選択肢5が適切であることがわかります。
正答は「5」です。
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03
飽和水は液体であり、状態変化はしておりません。つまり、顕熱になります。飽和蒸気は気体であり、状態変化としては液体から気体に変わってますので、潜熱(蒸発熱)になります。
したがって、5.が正解です。
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