二級ボイラー技士の過去問
平成31年4月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問12
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
二級ボイラー技士試験 平成31年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問12 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーのガラス水面計の機能試験を行う時期として、必要性の低い時期は次のうちどれか。
- ガラス管の取替えなどの補修を行ったとき。
- 2個の水面計の水位に差異を認めたとき。
- 水位が絶えず上下にかすかに動いているとき。
- プライミングやホーミングが生じたとき。
- 取扱い担当者が交替し、次の者が引き継いだとき。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
水面計の機能試験実施条件は下記のようになります。
・2個の水面計の水位に差異が認められたとき
・水面計の水位の動きがにぶく、正しい水位を示しているかどうか疑いがあるとき
・ガラス管の取り替え、そのほかの補修を行ったとき
・キャリオーバが生じたとき
・ボイラーの取り扱い担当者が交替したとき
キャリオーバには、プライミング(ボイラー水が水滴の状態で蒸気と一緒に運びだされること)とホーミング(泡がボイラー内で発生し、蒸気に水分が付着して一緒に運びだされること)などがあります。
参考になった数43
この解説の修正を提案する
02
設問は、ボイラのガラス水面計の機能試験を行う時期について問われています。
以下に、選択肢ごとに説明します。
1.ガラス管の取替えなどの補修を行ったときは、正常に動作することを確認する必要があります。
2.2個の水面計の水位に差異を認めたときは、その水面計のどちらかもしくは両方に異常があると考えられるため、機能試験を行う必要があります。
3.水位が絶えず上下にかすかに動いているのは水位の動きとしては正常です。
むしろ、水位の動きがあまりにもゆっくりとしているときは、水面計が正常に動いているか疑ったほうがいいと思います。
4.プライミングやホーミングが生じたときは、水位が確認しにくいため、水面計の機能試験を行うべきです。
5.取扱い担当者が交替し、次の者が引き継いだときは、水面計の機能試験を行うタイミングとして好都合なため、水面計の機能試験を行うべきです。
以上の説明により、選択肢3が誤っていることがわかります。
正答は「3」です。
参考になった数27
この解説の修正を提案する
03
ガラス水面計の機能試験を行う時期は下記になります。
・ボイラー取扱い担当者が交替し、次の者が引き継いだとき
・ガラス管の取替えなどの補修を行ったとき
・2個の水面計の水位に差異を認めたとき
・キャリーオーバーを生じたとき
・水面計の水位動作がにぶく、正しい水位を示しているかどうか不明なとき
参考になった数11
この解説の修正を提案する
前の問題(問11)へ
平成31年4月公表問題一覧
次の問題(問13)へ