二級ボイラー技士の過去問
平成31年4月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問11

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問題

二級ボイラー技士試験 平成31年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

油だきボイラーの手動操作による点火について、誤っているものは次のうちどれか。
  • ファンを運転し、ダンパをプレパージの位置に設定して換気した後、ダンパを点火位置に合わせ、炉内通風圧を調節する。
  • 点火前に、回転式バーナではバーナモータを起動し、蒸気噴霧式バーナでは噴霧用蒸気を噴射させる。
  • バーナが2基以上ある場合の点火は、初めに1基のバーナに点火し、燃焼が安定してから他のバーナにも点火する。
  • 燃料の種類及び燃焼室熱負荷の大小に応じて、燃料弁を開いてから2〜5秒間の点火制限時間内に着火させる。
  • 着火後、燃焼状態が不安定なときは、直ちにダンパを全開し、炉内を換気してから燃料弁を閉じる。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.正解です。ダンパとは、気体の流れ道の途中に設けられる可動板のことです。気体の流量を調節したり、閉鎖して気体を遮断することが出来ます。

2.正解です。回転式バーナではバーナモータを起動し、蒸気噴霧式バーナでは噴霧用蒸気を噴射させます。

3.正解です。バーナが2基以上ある場合の点火は、1基のバーナに点火し、燃焼が安定してから他のバーナに点火していきます。また、バーナが上下にある場合は、下から点火します。

4.正解です。点火制限時間を過ぎたら、ただちに燃料弁を閉じ、ダンパを全開にして炉内を換気します。

5.誤っています。着火後、燃焼状態が不安定なときは、ただちに燃料弁を閉じてから、ダンパを全開にし、炉内を換気します。手順が逆です。

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02

正答は「5」です。

設問は、油だきボイラの手動操作による点火について問われています。

以下に、選択肢ごとに説明します。

 1.ファンを運転し、ダンパをプレパージの位置に設定して炉内を換気して内部の未燃ガスと燃焼ガスを排除した後、ダンパを点火位置に合わせ、炉内通風圧を調節します。

 2.点火前に、回転式バーナではバーナモータを起動し、蒸気噴霧式バーナでは噴霧用蒸気を噴射させてバーナの点火準備をします。

 3.バーナが2基以上ある場合の点火は、初めに1基のバーナに点火し、燃焼が安定してから他のバーナにも点火します。
   バーナの燃焼が安定することを確認するため、1基ずつ点火します。

 4.燃料の種類及び燃焼室熱負荷の大小に応じて、燃料弁を開いてから2〜5秒間の点火制限時間内に着火させます。
   制限時間内に点火できないと、未燃ガスで炉内が充満する可能性があります。

 5.着火後、燃焼状態が不安定なときは、直ちに燃料弁を閉じた後、ダンパを全開にして炉内を換気します。
   選択肢では手順が逆になっています。

以上の説明により、選択肢5が誤っていることがわかります。

正答は「5」です。

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03

1.正しいです。
記載の通り、ファンを運転しダンパをプレパージの位置に設定して換気した後、ダンパを点火位置に合わせ炉内通風圧を調節します。

2.正しいです。
記載の通りになります。

3.正しいです。
バーナの2基同時点火はやめましょう。

4.正しいです。
点火制限時間を決めてから作業に取り掛かりましょう。

5.誤っています。
作業が逆になります。燃料弁を閉じてからダンパを全開にします。

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