二級ボイラー技士の過去問
平成31年4月公表
燃料及び燃焼に関する知識 問23
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問題
二級ボイラー技士試験 平成31年4月公表 燃料及び燃焼に関する知識 問23 (訂正依頼・報告はこちら)
重油に含まれる水分及びスラッジによる障害について、誤っているものは次のうちどれか。
- 水分が多いと、熱損失が増加する。
- 水分が多いと、息づき燃焼を起こす。
- 水分が多いと、油管内に低温腐食を起こす。
- スラッジは、弁、ろ過器、バーナチップなどを閉塞させる。
- スラッジは、ポンプ、流量計、バーナチップなどを摩耗させる。
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この過去問の解説 (3件)
01
他にも、水分が原因で貯蔵中にスラッジが形成されることがあります。
3.誤っています。
低温腐食は水分が原因で発生するのではなく、重油に含まれる硫黄分が原因で発生します。
4.正解です。記載の通りです。
水分やスラッジによる障害を防ぐには、燃料タンクのドレン抜き、ろ過器の清掃が必須になります。
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02
燃料中の水分が多いと、燃焼熱を燃料中の水分が蒸発熱として奪っていくため燃焼効率が低下し、結果として熱損失が増加します。
また、燃料の正常な燃焼を水分が妨害することになるため息づき燃焼を起こす原因にもなります。
スラッジとは燃料中に含まれる微細な固形分のことです。
スラッジを含む燃料は、配管内の流速が遅いと固形分が沈殿して配管、弁、ろ過器ひいてはバーナチップまで閉塞させることになります。
配管内の流速が早ければ閉塞を防ぐことができますが、固形分が起こす摩擦によって配管、弁、ポンプ、流量計、バーナチップを摩耗させることになります。
水分及びスラッジはドレン抜きや油ストレーナの清掃、タンク清掃を行うことで防ぐことが可能です。
ボイラの低温腐食は、燃焼排ガス中に含まれる硫黄酸化物が冷却されて硫酸を生成させ、空気予熱器やエコノマイザを腐食させる事象をいいます。
低温腐食を防ぐには、排ガス温度を概ね180℃以下にさせないことが必要です。
よって正答は「3」となります。
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03
水分が多いと、熱損失を生じます。
2.正しいです。
記載の通り、息づき燃焼を起こします。
3.誤っています。
燃料に含まれる硫黄分によって、低温腐食を生じます。
4.正しいです。
スラッジは、弁、ろ過器、バーナチップなどを閉塞させる恐れがあります。
5.正しいです。
スラッジにより、摩耗を生じます。
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