二級ボイラー技士の過去問
平成31年4月公表
燃料及び燃焼に関する知識 問24
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問題
二級ボイラー技士試験 平成31年4月公表 燃料及び燃焼に関する知識 問24 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーの燃料の燃焼により発生するNOXの抑制措置として、誤っているものは次のうちどれか。
- 燃焼域での酸素濃度を高くする。
- 燃焼温度を低くし、特に局所的高温域が生じないようにする。
- 高温燃焼域における燃焼ガスの滞留時間を短くする。
- 二段燃焼法によって燃焼させる。
- 排ガス再循環法によって燃焼させる。
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この過去問の解説 (3件)
01
NOxの抑制法としては、下記になります。
・燃焼温度を低くする。
・燃焼ガス中の酸素濃度を低くする。
・窒素化合物の少ない燃料を使用する。
・燃焼ガスが高温燃焼域に滞留する時間を短くする。
燃焼法としては、二段燃焼、排ガスの再循環があります。
誤っています。
上記より、「燃焼域での酸素濃度を高くする。」以外は正しい記述になります。
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02
正答は「燃焼域での酸素濃度を高くする。」です。
ボイラーの燃焼による窒素酸化物(NOx)の生成抑制法は、
1.燃焼域における酸素濃度を低くすること。
2.燃焼温度を低くすること。
3.高温燃焼域における燃焼ガスの滞留時間を短くすること。
4.燃焼法に二段燃焼法または排ガス燃焼法を採用すること。
5.窒素含有量が少ない燃料を選択すること。
窒素酸化物は窒素と酸素が接触する時間が長く、燃焼温度が高温になると生成しやすくなる特徴があります。
上の説明はつまり、
・窒素と酸素が接触する機会を減らすこと。(1,3,4,5)
・燃焼温度を低く保つこと。(2)
よって選択肢「燃焼域での酸素濃度を高くする。」は誤りということになります。
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03
考え方としては、NO2を発生させないようにします。
誤っています。
燃焼域での酸素濃度を低くします。
正しいです。
高温部を避けるように燃焼しましょう。
正しいです。
高温燃焼域に関して、燃焼ガスの滞留時間を短くします。
正しいです。
二段燃焼法によって燃焼させます。
正しいです。
記載の通りです。
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