二級ボイラー技士の過去問
平成31年4月公表
関係法令 問32

正解（法令に定められていないもの）は「1日に1回以上水処理装置の機能を点検すること。」になります。

1日に1回以上機能を点検するのは、水面測定装置になります。

他の4つはボイラー取扱作業主任者の仕事になります。

その他にも、最高使用圧力を超えて圧力を上昇させない、安全弁の機能の保持に努める、などがあります。

この設問はボイラー則第２５条に記載されています。

条文によると、ボイラー取扱作業主任者の職務は以下のとおりとなります。

①圧力、水位及び燃焼状態を監視すること。

②急激な負荷の変動を与えないように努めること。

③最高使用圧力を超えて圧力を上昇させないこと。

④安全弁の機能の保持に努めること。

⑤一日に一回以上水面測定装置の機能を点検すること。

⑥適宜、吹出しを行ない、ボイラー水の濃縮を防ぐこと。

⑦給水装置の機能の保持に努めること。

⑧低水位燃焼遮断装置、火炎検出装置その他の自動制御装置を点検し、及び調整すること。

⑨ボイラーについて異状を認めたときは、直ちに必要な措置を講じること。

⑩排出されるばい煙の測定濃度及びボイラー取扱い中における異常の有無を記録すること。

以上の条文に照らし合わせると、以下のとおりとなります。

正解（定められていないもの）は「1日に1回以上水処理装置の機能を点検すること。」です。

ボイラー取扱作業主任者の職務に関する問題です。

ボイラー及び圧力容器安全規則 第二十五条 ボイラー取扱作業主任者の職務は以下の通りです。

事業者は、ボイラー取扱作業主任者に次の事項を行わせなければならない。

（1）圧力，水位及び燃焼状態を監視する。（→選択肢「圧力、水位及び燃焼状態を監視すること。」）

（2）急激な負荷の変動を与えないように努める。（→選択肢「急激な負荷の変動を与えないように努めること。」）

（3）最高使用圧力をこえて圧力を上昇させない。

（4）安全弁の機能の保持に努める。

（5）1日1回以上水面測定装置の機能を点検する。

（6）適宜，吹出しを行ない，ボイラー水の濃縮を防ぐ。

（7）給水装置の機能の保持に努める。

（8）低水位燃焼遮断装置，火炎検出装置他の自動制御装置の点検調整をする。

（9）ボイラーについて異状を認めたときは，直ちに必要な措置を講じる。（→選択肢「ボイラーについて異状を認めたときは、直ちに必要な措置を講ずること。」）

（10）排出されるばい煙の測定濃度，取扱中の異常の有無を記録する。（→選択肢「排出されるばい煙の測定濃度及びボイラー取扱い中における異常の有無を記録すること。」）