二級ボイラー技士の過去問
令和2年4月公表
ボイラーの構造に関する知識 問7
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問題
二級ボイラー技士試験 令和2年4月公表 ボイラーの構造に関する知識 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーに使用される次の管類のうち、伝熱管に分類されないものはどれか。
- 水管
- エコノマイザ管
- 煙管
- 主蒸気管
- 過熱管
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この過去問の解説 (3件)
01
設問は、ボイラに使用される管類のうち、伝熱管について問われています。
以下に説明します。
伝熱管とは、燃焼ガスとボイラ水とが壁面を通して接触する部分の管をいいます。
選択肢のうち、燃焼ガスとボイラ水が接触するのは、
水管、エコノマイザ管、煙管、過熱管であり、主蒸気管は過熱器の出口以降であるため燃焼ガスと接触しません。
以上の説明により、選択肢4が誤っていることがわかります。
正答は「4」です。
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02
正解は「4」です。
「伝熱管」というワードが2級ボイラー技士試験で出てくることは多くはなく、「蒸気管」「主蒸気管」は伝熱管には入らないことを憶えておけば大丈夫です。
伝熱管とは、中に流れる低温媒体を加熱するために使用する管(あるいは管外の低温媒体を加熱する管)といった意味です。
ボイラーの場合の伝熱管は、エコノマイザ、過熱管(過熱器)、煙管、水管です。
ただ「伝熱面積」といった場合には、エコノマイザや過熱器は入らないので注意をお願いします。
1.水管は伝熱管です。
2.エコノマイザは伝熱管です。
3.煙管は伝熱管です。
4.主蒸気管は伝熱管ではありません。
5.過熱管は伝熱管です。
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03
以下に解説します。
伝熱管です。
ボイラー炉内の熱は、水管壁を通過して、水管内の水に熱が伝わります。
そして、水管内の水は、蒸気になります。
伝熱管です。
排ガス中の熱は、エコノマイザ管を通過して、管内の給水に熱が伝わります。
そして、ボイラー給水は、加熱されます。
伝熱管です。
排ガス中の熱は、煙管を通過してボイラー胴内の水に熱が伝わります。
そして、煙管の周囲の水は、熱せられます。
伝熱管ではないです。
主蒸気管は、ボイラーで発生した蒸気をヘッダーや使用箇所へ送気する役割があります。
伝熱管です。
排ガスの熱は、過熱器内の過熱管を通過して、過熱管内の蒸気に熱を伝えます。
そして、過熱管内の飽和蒸気は、過熱蒸気になります。
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