二級ボイラー技士の過去問
令和2年4月公表
関係法令 問31

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問題

二級ボイラー技士試験 令和2年4月公表 関係法令 問31 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラー(小型ボイラーを除く。)の附属品の管理について、次の文中の(   )内に入れる A 及び B の語句の組合せとして、法令上、正しいものは次のうちどれか。

「温水ボイラーの( A )及び( B )については、凍結しないように保温その他の措置を講じなければならない。」
  • A:吹出し管  B:給水管
  • A:あふれ管  B:逃がし弁
  • A:給水管   B:返り管
  • A:返り管   B:逃がし管
  • A:安全弁   B:あふれ管

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 4 です。
温水ボイラーの逃がし管や返り管は、凍結してはならない旨の規定があります。
逃がし管は、蒸気ボイラーの安全弁の役割を果たしています。又、返り管は、
熱源負荷からの戻りですから閉塞すると温水が循環できませんので、
凍結による閉塞は、させない様にします。

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02

正解は「4」です。

ボイラー及び圧力容器安全規則 第二八条  に、以下のような記載があります。

「逃がし管は、凍結しないように保温その他の措置を講ずること。」

「温水ボイラーの返り管については、凍結しないように保温その他の措置を講ずること」

1.誤りです。

吹出し管、給水管の管理については以下のように書かれています。

「燃焼ガスに触れる給水管、吹出し管及び水面測定装置の連絡管は耐熱材料で防護すること。」

2.誤りです。

温水ボイラーは、配管系統まで温水で満たされており、温水が熱で膨張したときに圧力を逃さなくては壊れてしまいますので、「逃がし弁」または「逃がし管」をつけなくてはなりません(ボイラー構造規格第六五条)。ただし、「逃がし弁」は温水の温度が120度までで、それを超えると「安全弁」でなくてはなりません。弁の代わりに「逃がし管」をつけることも許されており、その場合には管の途中に弁やコックがない大気開放管でなくてはなりません。逃がし管の先には受けのタンク(膨張タンク)があり、膨張タンクがいっぱいになった場合に水を流すのが「あふれ管」(オーバーフロー管)です。あふれ管には特に決まりはないようです。

3.誤りです。

温水ボイラーは、温水をポンプで循環させ再利用しています。温水の熱が放熱器で使われた後にボイラーに返っていく管を「返り管」といいます。

4.正しいです。

5.誤りです。

上の解説をご参照ください。

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03

正答は「4」です。

設問は、ボイラ(小型ボイラを除く。)の附属品の管理について問われています。

以下に、説明します。

 ボイラー及び圧力容器安全規則第28条第1項第3号には、以下のように記載されています。
 ・逃がし管は、凍結しないように保温その他の措置を講ずること。

 また、同規則同条同項第8号には、以下のように記載されています。
 ・温水ボイラーの返り管については、凍結しないように保温その他の措置を講ずること。

以上の説明により、A欄には「返り管」、B欄には「逃がし管」が入るため、選択肢4が正しい組合せだとわかります。

正答は「4」です。

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