問題
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法令上、ボイラーの伝熱面積に算入しない部分は、次のうちどれか。
1 .
管寄せ
2 .
煙管
3 .
水管
4 .
炉筒
5 .
蒸気ドラム
( 二級ボイラー技士試験 令和2年4月公表 関係法令 問32 )
正解は 5 です。
1.算入します。
管寄せは、伝熱面積に算入します。
2.算入します。
煙管は、伝熱面積に算入します。
3.算入します。
水管は、伝熱面積に算入します。
4.算入します。
炉筒は伝熱面積に算入します。
5.算入しません。
ドラムは、伝熱面積に算入しません。
伝熱面積は、火炎が直接当たる方の面積です。
丸ボイラーと水管ボイラーでは、
構造上場所が逆になります。伝熱面積は、法令の区分けとして重要な数値となります。
◎貫流ボイラー以外で伝熱面積に算入しない場所
胴(ドラム)、エコノマイザ、
過熱器、空気予熱器です。ボイラー本体のみの熱交換場所が、
伝熱面積に含むと覚えれば良いでしょう。
◎貫流ボイラー
燃焼室入口から過熱器入口までの水管は、伝熱面積に含めます。
◎電気ボイラー
20kwを1m2(平方メートル)とみなして、伝熱面積を計算します。
正解は「5」です。
1.管寄せは、水管ボイラーに使用されます。
管寄せは燃焼ガスに触れれば、伝熱面積に算入されます。
2.煙管は、炉筒煙管ボイラーなどに使用されます。
内部を燃焼ガスが通り、外部がボイラー水に接しています。伝熱面積は内径で算出します。
3.水管は、水管ボイラーに使用されます。
管の内部にボイラー水が通り、外部が燃焼ガスに接しています。伝熱面積は外径で算出します。
4.炉筒は、炉筒煙管ボイラーの円筒形の燃焼室で、伝熱面積に算入されます。
5.蒸気ドラムは、水管ボイラーに使用されます。
ドラムは燃焼ガスに触れようとも、伝熱面積には算入されません。