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二級ボイラー技士の過去問 令和3年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問19

問題

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ボイラーのばね安全弁及び逃がし弁の調整及び試験について、誤っているものは次のうちどれか。
   1 .
安全弁の調整ボルトを定められた位置に設定した後、ボイラーの圧力をゆっくり上昇させて安全弁を作動させ、吹出し圧力及び吹止まり圧力を確認する。
   2 .
安全弁が設定圧力になっても作動しない場合は、直ちにボイラーの圧力を設定圧力の80%程度まで下げ、調整ボルトを締めて再度、試験する。
   3 .
ボイラー本体に安全弁が2個ある場合は、1個を最高使用圧力以下で先に作動するように調整したときは、他の1個を最高使用圧力の3%増以下で作動するように調整することができる。
   4 .
エコノマイザの逃がし弁(安全弁)は、ボイラー本体の安全弁より高い圧力に調整する。
   5 .
最高使用圧力の異なるボイラーが連絡している場合、各ボイラーの安全弁は、最高使用圧力の最も低いボイラーを基準に調整する。
( 二級ボイラー技士試験 令和3年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問19 )
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この過去問の解説 (3件)

29

正解は、 2 です。

1.正しい記述です。

各々のボイラーには最高使用圧力が定められており、最高使用圧力を超えて使用した場合、とても危険なので安全弁によって圧力を下げるように設計されています。設定圧力になるとボイラーの安全弁が吹き出し蒸気を逃がします。蒸気を逃がすと圧力が下がる為、蒸気の吹き出しが止まります。吹き出し圧力と吹き止まり圧力を確認する試験を安全弁封鎖試験といいます。

2.誤った記述です。

安全弁の吹き出し設定ナットは、締め込むと設定圧力が上昇し、緩めると設定圧力が下降します。いずれもボイラーの安全性に大きく関わりますので、安易に触る事なくメーカーの説明に従う必要があります。

問題文の記述は、逆の動作になっています。

3.正しい記述です。

ボイラーに2個安全弁がついている時は、最後に吹く安全弁の設定圧力は、最高使用圧力の3%増以下となっています。

4.正しい記述です。

エコノマイザの安全弁が本体の安全弁より先に吹いてしまうと、給水が足りない状態になります。低水位等の危険な状態を招きますので、本体安全弁より吹き出し圧力を高く設定します。

5.正しい記述です。

最高使用圧力が高いボイラーに安全弁の吹き出し圧力を設定してしまうと、最高使用圧力の低いボイラーに高い圧力がかかってしまうので危険です。

付箋メモを残すことが出来ます。
12

正解は「2」です。

安全弁の調整に関する問題です。

《安全弁の調整方法》

①分解前の設定圧力(安全弁が動作する圧力)を示すボルトの位置にマークをつけます。

②組立後に①でつけたマークの位置にボルトを合わせ,圧力を上昇させます。

③吹出し圧力(動作)および吹止り圧力(閉止)を確認します。

④吹出し圧力が設定より低い場合は,設定圧力の80%程度まで圧力を下げ,ボルトを締めて設定圧力で動作するように調整します。

⑤吹出し圧力が設定より高い場合は,直ちに設定圧力の80%程度まで圧力を下げ,ボルトを緩めて設定圧力で動作するように調整します。

《安全弁の設置》

①2個以上の安全弁が設置されている場合,1個は最高使用圧力以下で動作するように調整し,その他の安全弁は最高使用圧力の3%増以下で動作するように調整します。

②「過熱器」「ドラム」「エコノマイザ」に安全弁が設置されている場合は,過熱器➡ドラム(最高使用圧力以下)➡エコノマイザ(最高使用圧力より高くなる)の順番で動作するように調整します。

③最高使用圧力が異なるボイラーが連絡している場合は,当該ボイラーの中で一番低い圧力を基準に安全弁の設定圧力を調整します。

1.正しいです。

吹出し・吹止まり圧力の確認方法として適切です。

2.誤りです(誤:ボルトを締めて➡正:ボルトを緩めて

吹出し圧力が設定圧力になっても作動しない場合は,設定圧力の80%程度まで圧力を下げ,ボルトを緩めて設定圧力で動作するように調整します。

3.正しいです。

1個は最高使用圧力以下で動作するように調整し,その他の安全弁は最高使用圧力の3%増以下で動作するように調整します。

4.正しいです。

エコノマイザは給水系統に設置されており,ドラムより高い圧力を持った給水が流れています。そのため,ドラム本体の安全弁より高い圧力に設定する必要があります。

5.正しいです。

最高使用圧力が異なるボイラーが連絡している場合は,安全上の観点から,当該ボイラーの中で一番低い圧力を基準に安全弁の設定圧力を調整します。

7

正解は2です。

1. 正しい。安全弁とは圧力容器などにおいて、内圧が一定以上になると自動的に内部の流体を放散し、容器の破損事故を防止するための弁です。

ばね安全弁は、ばねの反発力で弁体を押さえ付けるタイプの弁で、調整ボルトにより作動圧力を変更することができます。

2. 誤り。調整ボルトを締めた場合、安全弁の作動圧力が上昇してしまうため、より作動しない状態になってしまいます。

安全弁が設定圧力になっても作動しない場合は、メーカー及び関係者と協議し、調整ボルトを緩めて再試験するか、一旦ボイラーを停止して安全弁を調査する等を検討します。

3. 正しい。ボイラー本体に安全弁が2個ある場合は、1個を最高使用圧力以下で先に作動するように調整したときは、他の1個を最高使用圧力の3%増以下で作動するように調整することができます。

4. 正しい。エコノマイザの逃がし弁(安全弁)は、ボイラー本体の安全弁より高い圧力に調整します。

5. 正しい。最高使用圧力の異なるボイラーが連絡している場合、各ボイラーの安全弁は、最高使用圧力の最も低いボイラーを基準に調整します。

最高使用圧力の最も高いボイラーを基準にした場合、そのボイラーより最高使用圧力が低いボイラーの破損につながります。

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