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二級ボイラー技士の過去問 令和3年10月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問20

問題

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ボイラーにキャリオーバが発生した場合の処置として、最も適切でないものは次のうちどれか。
   1 .
燃焼量を下げる。
   2 .
主蒸気弁を急開して蒸気圧力を下げる。
   3 .
ボイラー水位が高いときは、一部を吹出しする。
   4 .
ボイラー水の水質試験を行う。
   5 .
ボイラー水が過度に濃縮されたときは、吹出し量を増し、その分を給水する。
( 二級ボイラー技士試験 令和3年10月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問20 )
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この過去問の解説 (3件)

28

正解は、 2 です。

1.正しい記述です。

キャリーオーバ(気水共発)とは、ボイラー水中に浮遊している固形物や水滴が、蒸気に混じってボイラーの外(主蒸気管へ)運び出されてしまう事をいいます。蒸気負荷が高くなり、ボイラー水面が高くなった場合に起こりやすくなるといえます。ですから、燃焼量を下げ発生蒸気量を少なくするのは、正しい判断となります。

2.誤った記述です。

仮に主蒸気弁を急開してしまったら、ドラム圧力は下がりますが本来蒸気しか流れてはいけない主蒸気管に、もっと水滴や固形物が流れ込んでしまいます。状況は、もっとひどくなります。

キャリオーバの際の正しい操作は、まず燃焼量を下げます。そして、水位や圧力を監視しながら徐々に主蒸気弁を絞る(閉める)操作をします。

「主蒸気弁の急開」は、誤りです。

3.正しい記述です。

ボイラー水位を下げるのは、適切な判断です。ドラム水位が下がる事により、主蒸気管へ固形物や水滴が流れ込みにくくなります。

4.正しい記述です。

水質を点検するのは適切です。何故なら、キャリオーバの原因となる固形物ができやすい水質となっている可能性があるからです。改善点が見つけられる可能性があります。

5.正しい記述です。

ボイラー水の濃縮は、スラッジや釜泥、浮遊物をより生成させやすい状況といえます。日々の運転管理で随時水質を確認し、適正な水質を保たなければなりません。

付箋メモを残すことが出来ます。
8

正解は、2です。

キャリオーバとは、ボイラー水中の不純物や水滴が蒸気とともに多量に主蒸気管に運びだされることです。

キャリオーバには、プライミング(水気立ち)とホーミング(泡立ち)があります。

1.適切です。

 蒸気負荷が過大である場合、つまり燃焼量が多すぎることは、キャリオーバの原因になります。

2.適切ではありません。

 主蒸気弁を急開することは、キャリオーバの原因になります。

3.適切です。

 ボイラー水位が高いことは、キャリオーバの原因になります。

4.適切です。

 ボイラー水に浮遊物や油脂などの不純物が多く含まれていると、キャリオーバ(ホーミング)の原因になります。

5.適切です。

 ボイラー水が吹出し不足で濃縮しすぎた場合はると、キャリオーバ(ホーミング)の原因になります。対処として、一部水の入れ換えは有効です。

7

正解は,2です。

ボイラーで発生する障害に関する問題です。

キャリオーバーについて

ドラムおよび本体内の飽和水が発泡し,その飛沫が飽和蒸気に混入し,蒸気の純度を低下させる現象です。

主な原因として,「水位が高い」「水質管理不足」「油脂類の混入」「汽水分離器等の不良」が挙げられます。

1.正しいです。

燃焼量を下げる事で,発泡を緩和させ水位を低下させます。

2.誤りです。

蒸気圧力を急変させると,水位も変動しキャリオーバー助長させる可能性がありますので,やってはいけません。

また,純度の低下した蒸気を送ると,先の機器や製品に障害が発生する可能性もあります。

3.正しいです。

水位が高いと泡が混入し易くなりますので、ブローを行い水位を下げます。

4.正しいです。

水質不良も疑われますので,水質試験を行い適切な薬液濃度とします。

5.正しいです。

上記4項の通り,濃縮による水質不良も原因となり得ますので,吹出し量を増やし給水量を増やす事で,濃縮を緩和し対応します。

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