二級ボイラー技士の過去問 令和4年10月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問4
この過去問の解説 (3件)
ボイラーを運転前は、使用開始前の準備として、ボイラー本体や付属機器の整備を行います。準備が終われば、点火ですが、点火前の点検を行います。特に、定水位事故による空焚きの防止、炉内爆発の防止が重要です。
今回の出題は、低水位事故防止のための、機器の元弁の開閉状態の確認です。
低水位事故の防止については、「ボイラーの低水位による事故の防止に関する技術上の指針」告示が出され、点検について弁の開閉の確認の規定があります。
正しいです。
主蒸気弁は最初は閉で、ボイラーの圧力が上がってから弁を開として送気します。
正しいです。
ボイラー水が正常かどうかの判断が点火の条件の1つですから、水面計は使える状態にする必要があります。
誤りです。
ボイラー水の温度が上がっていくと空気が発生しますので、それを排出するために初めは開けておき、蒸気が発生してから閉めます。
正しいです。
吹出し装置が正常に作動することを確認した後に、弁を閉めます。吹き出しはボイラー点火中は実施する必要がありません。
正しいです。
いつでもボイラーに水を送る必要があるため、給水ポンプ出口の弁は開けておきます。
今回の出題では、5つの機器の弁の開閉についての問題でしたが、ボイラー周りには数多くの機種の機器があります。炉内爆発防止、という観点からの出題があっても、問題が作れます。ボイラーを運転する上での観点は多くありますので、今回のような出題はあるかもしれません。
【同一テーマでの出題回数】★(H27/4~R4/4公表分)
ボイラーをたき始めるときは、ボイラー本体の圧力が送気に十分となるまで徐々に圧力を高めていく必要があります。
正しい文章です。
ボイラーのたき始めは、ボイラー本体の圧力が送気に十分となるまで「主蒸気弁」は閉止しておく必要があります。
正しい文章です。
ボイラーのたき始めにおいても、ボイラーの水位確認とあわせ水面計とボイラー間の連絡管の弁又はコックは開いておく必要があります。
誤りです。
ボイラーのたき始め操作で注意することの一つに、ボイラー内の水温が上がり、蒸気が十分発生するまでは「空気抜き弁」は「開」としておく必要があり、「閉」が誤りです。
正しい文章です。
ボイラーのたき始めの前に行うプレパージで吹出し弁又は吹出しコックは開放し、完了した後は「閉止」とするため、たき始めの時には「閉」としていなければいけません。
正しい文章です。
ボイラーのたき始めでは、既に適正な給水が行われ水位も確認されており以降そのまま「開」としておく必要があります。
蒸気の炊き始めるタイミングにおけるボイラーとその周辺部位の状態における問題です。
正しいです。
ボイラー内蒸気が蒸気で満たされ、圧力がしっかりと上昇してから主蒸気弁を少しずつ開き、送気します。
正しいです。
水面計とボイラー間の連絡管の弁・コックは開き、現在の水位を確認できるようにします。
誤りです。
炊き始めはボイラー内の空気を排出する為、胴の空気弁は開けておきます。
正しいです。
開けているとボイラー水位の低下や給水による温度上昇の妨げ、圧力の上昇の妨げになります。
正しいです。
蒸気発生に伴い、ボイラー水の水位が低下します。
その為、随時給水できるように開けておきます。
各段階におけるボイラーとその付属部品の正しい手順を把握しておきましょう。
解説が空白の場合は、広告ブロック機能を無効にしてください。
また、広告右上の×ボタンを押すと広告の設定が変更できます。