二級ボイラー技士の過去問
令和4年10月公表
燃料及び燃焼に関する知識 問5
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問題
二級ボイラー技士試験 令和4年10月公表 燃料及び燃焼に関する知識 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文中の( )に入れるA及びBの語句の組合せとして、正しいものは1〜5のうちどれか。
「ガンタイプオイルバーナは、ファンと( A )式バーナとを組み合わせたもので、燃焼量の調節範囲が狭く、( B )動作によって自動制御を行っているものが多い。」
「ガンタイプオイルバーナは、ファンと( A )式バーナとを組み合わせたもので、燃焼量の調節範囲が狭く、( B )動作によって自動制御を行っているものが多い。」
- A:圧力噴霧 B:比例
- A:圧力噴霧 B:ハイ・ロー・オフ
- A:圧力噴霧 B:オンオフ
- A:蒸気噴霧 B:ハイ・ロー・オフ
- A:空気噴霧 B:オンオフ
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この過去問の解説 (3件)
01
重油バーナには、いくつかの種類があり、それぞれ特徴を有しています。
(1) 圧力噴霧式バーナ
重油に高い圧力を加え、ノズルから炉内へスプレー状に吹出して微粒化します。
(2) 空気噴霧式バーナ
重油を高圧空気(または高圧蒸気)と一緒に噴霧しますが、空気と重油を混合し、ノズルから噴霧するときの膨張力で油を微粒化し、噴霧します。
(3) 低圧気流噴霧式油バーナ
低圧空気で油をバーナ先端で油と混合し、ノズルから霧状に噴霧します。
(4) ロータリーバーナ
回転軸にカップ取付け、内面で油膜を作って遠心力で油と空気で微粒化し、噴霧します。
(5) ガンタイプバーナ
ビストルに似ているバーナで、ファンと圧力噴霧式バーナを組合せ、一体化してバーナとして噴霧します。燃焼量の調整範囲が狭いことから、小容量ボイラー向きで、オンオフ制御で自動化が可能です。
誤りです。
Aの圧力噴霧は正しいのですが、Bの比例動作での制御はできません。
誤りです。
Aの圧力噴霧は正しいのですが、Bのハイ・ロー・オフという制御方式はありません。
正しいです。
A,Bともに誤りです。
正しくは、A:圧力噴霧,B:オンオフです。
誤りです。
Aは圧力噴霧です。Bは正しいです。
問題の答えの文章は、次となります。
「ガンタイプオイルバーナは、ファンと圧力噴霧式バーナとを組み合わせたもので、燃焼量の調節範囲が狭く、オンオフ動作によって自動制御を行っているものが多い。」
このような問題は簡単に作れるため、バーナに関して同様の出題が予想されます。平成30年までは毎年出題されていましたが、令和になってからは今回が初めてです。
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02
【同一テーマでの出題回数】★★★★(H27/4~R4/4公表分)
液体燃料を使用した燃料装置は、液体燃料を霧化する方法や空気との混合のやり方などで種類が豊富です。なかでもバーナ(燃焼器)は、いろいろな方式があり諸条件を勘案した選択が行われています。噴霧式油バーナは、「圧力噴霧式」はじめ「ガンタイプ」など各種製作されています。
本問はこのガンタイプオイルバーナという、銃に似ていることから名付けられたと言われるバーナについての問題です。ガンタイプオイルバーナは、比較的容量の小さなボイラーに使われることが多く、基本的な構成としては「ファン」と「圧力噴霧式バーナ」を組み合わせものです。構成から「燃焼量の調節範囲が狭く」、自動制御も単純な「オン・オフ」動作で行うことが多くみられます。
Bの比例動作が誤りです。
Bのハイ・ロー・オフ動作が誤りです。
正解です。
Aの蒸気噴霧式、Bのハイ・ロー・オフのいずれも誤りです。霧化媒体として割合高圧の蒸気を使用するもので、ガンタイプには不向きです。
Aの空気噴霧式が誤りです。霧化媒体として割合高圧の空気を使用するもので、ガンタイプには不向きです。
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03
ガンタイプのバーナに関する問題です。
ガンタイプオイルバーナはファンと圧力噴霧式バーナを組み合わせたバーナで、オンオフ動作によって制御されるものが多いです。
Bが誤りです。
Bが誤りです。
どちらも正しいです。
どちらも誤りです。
Aが誤りです。
ガンタイプオイルバーナの仕組みや動作方法をしっかり把握しておきましょう。
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