二級ボイラー技士の過去問
令和4年10月公表
関係法令 問8

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

二級ボイラー技士試験 令和4年10月公表 関係法令 問8 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラー室に設置されている胴の内径が600mmで、その長さが1000mmの立てボイラー(小型ボイラーを除く。)の場合、その外壁から壁、配管その他のボイラーの側部にある構造物(検査及びそうじに支障のない物を除く。)までの距離として、法令上、許容される最小の数値は次のうちどれか。
  • 0.15m
  • 0.30m
  • 0.45m
  • 1.20m
  • 2.00m

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

今回の問題は、本体を被覆していないボイラーか、立てボイラーの据付け位置の問題です。

ボイラーの位置は、胴の内径や長さによって、異なるために、設置計画には重要なポイントです。

この件は、ボイラー則第20条で決められていますので、法文を紹介しましょう。

【 ボイラー則第20条(ボイラーの据付位置)

事業者は、ボイラーの最上部から天井、配管その他のボイラーの上部にある構造物までの距離を、1.2 m以上としなければならない。ただし、安全弁その他の附属品の検査及び取扱いに支障がないときは、この限りでない。

2 事業者は、本体を被覆していないボイラー又は立てボイラーについては、前項の規定によるほか、ボイラーの外壁から壁、配管その他のボイラーの側部にある構造物(検査及びそうじに支障のない物を除く。)までの距離を0.45 m以上としなければならない。ただし、胴の内径が500 mm以下で、かつ、その長さが1000 mm以下のボイラーについては、この距離は、0.3 m以上とする。 】

設置されている胴の内径は600mmで、その長さが1000mmですので、内径が500mm以下&長さ1000mm以下でなくなります。

「胴の内径が500 mm以下で、かつ、その長さが1000 mm以下のボイラー」に該当しません。

したがって、ボイラーの外壁から壁、配管その他のボイラーの側部にある構造物までの距離は、0.45 m以上となります。

選択肢1. 0.15m

誤りです。

選択肢2. 0.30m

誤りです。

選択肢3. 0.45m

正しいです。

選択肢4. 1.20m

誤りです。

選択肢5. 2.00m

誤りです。

まとめ

今回の問題のように、距離のようなものが、条件の長さや重さなど数値で場合分けされて、結果も場合ごとに異なると、数値を記憶しないと解けない問題です。

数値は何度もやると覚えますが、法文を2,3回見ただけでは覚えることはできません。

記憶力を信じるしかない問題です。

ただし、この問題はほぼ毎年出ていますので、この法文だけ数値を覚えておいた方が良いかもしれません。

参考になった数27

02

【同一テーマでの出題回数】★★(H27/4~R4/4公表分)

「ボイラー及び圧力容器安全規則」第20条第2項が対象となります。

同条同項の規定では、「事業者は、本体を被覆していないボイラー又は立てボイラーについては、前項の規定によるほか、ボイラーの外壁から壁、配管その他のボイラーの側部にある構造物(検査及びそうじに支障のない物を除く。)までの距離を〇・四五メートル以上としなければならない。ただし、胴の内径が五百ミリメートル以下で、かつ、その長さが千ミリメートル以下のボイラーについては、この距離は、〇・三メートル以上とする。」とあります。

本問では、但書きに規定されたボイラーには該当しないため、本文の規定通り法令上、許容される最小の数値「0.45m」となります。

選択肢1. 0.15m

誤りです。

「ボイラー及び圧力容器安全規則」第20条第2項に規定されている通りで、ただし書きの適用もありません。

選択肢2. 0.30m

誤りです。

「ボイラー及び圧力容器安全規則」第20条第2項に規定されている通りで、ただし書きの適用もありません。

選択肢3. 0.45m

正しいです。

「ボイラー及び圧力容器安全規則」第20条第2項に規定されている通りです。

選択肢4. 1.20m

誤りです。

「ボイラー及び圧力容器安全規則」第20条第2項に規定されている通りで、ただし書きの適用もありません。

選択肢5. 2.00m

誤りです。

「ボイラー及び圧力容器安全規則」第20条第2項に規定されている通りで、ただし書きの適用もありません。

参考になった数9

03

「ボイラー及び圧力容器安全規則」第20条第2項によりこのようなことが規定されています。

 事業者は、本体を被覆していないボイラー又は立てボイラーについては、前項の規定によるほか、ボイラーの外壁から壁、配管その他のボイラーの側部にある構造物(検査及びそうじに支障のない物を除く。)までの距離を0.45 m以上としなければならない。ただし、胴の内径が500 mm以下で、かつ、その長さが1000 mm以下のボイラーについては、この距離は、0.3 m以上とする

選択肢1. 0.15m

誤りです。

「ボイラー及び圧力容器安全規則」第20条第2項に規定されています。

選択肢2. 0.30m

誤りです。

「ボイラー及び圧力容器安全規則」第20条第2項に規定されています。

選択肢3. 0.45m

正しいです。

「ボイラー及び圧力容器安全規則」第20条第2項に規定されています。

選択肢4. 1.20m

誤りです。

「ボイラー及び圧力容器安全規則」第20条第2項に規定されています。

選択肢5. 2.00m

誤りです。

「ボイラー及び圧力容器安全規則」第20条第2項に規定されています。

まとめ

法令は記憶することが多く、規定されていることを覚えなければいけません。

しっかりと暗記して対応していきましょう。

参考になった数4