二級ボイラー技士の過去問
令和5年4月公表
ボイラーの構造に関する知識 問2
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問題
二級ボイラー技士試験 令和5年4月公表 ボイラーの構造に関する知識 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーの伝熱面、燃焼室及び燃焼装置について、誤っているものは次のうちどれか。
- 燃焼室に直面している伝熱面は接触伝熱面、燃焼室を出たガス通路に配置される伝熱面は対流伝熱面といわれる。
- 燃焼室は、燃料を燃焼させ、熱が発生する部分で、火炉ともいわれる。
- 燃焼装置は、燃料の種類によって異なり、液体燃料、気体燃料及び微粉炭にはバーナが、一般固体燃料には火格子が用いられる。
- 燃焼室は、供給された燃料を速やかに着火・燃焼させ、発生する可燃性ガスと空気との混合接触を良好にして、完全燃焼を行わせる部分である。
- 加圧燃焼方式の燃焼室は、気密構造になっている。
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この過去問の解説 (3件)
01
伝熱面と燃焼に関連する部位についての問題です。
誤りです。
燃焼室に直面している伝熱面は放射伝熱面、燃焼室を出たガス通路に配置される伝熱面は対流伝熱面といわれます。
正しいです。
記述の通り、燃焼室は燃料を燃焼させ、熱が発生する部分で火炉ともいわれます。
正しいです。
燃焼装置は各々の燃料に適した燃料装置が設けられています。
正しいです。
燃焼室では、燃料を速やかに着火・燃焼させ、空気との混合を良好にし、完全燃焼を行います。
正しいです。
加圧燃焼方式は燃焼室内の圧力を上げ、燃焼効率を上げる方法で、開放されていると圧力を上げることはできません。
伝熱や燃焼はボイラーの仕組みにとって根幹になってくる事項です。
しっかりと把握しておきましょう。
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02
ボイラーの伝熱面の種類、燃焼室の機能、そして燃焼装置の種別と特性に注目しましょう。これらの要素の正確な理解が、この問題を解く上での鍵となります。それでは、各選択肢を詳しく見ていきましょう。
「この文章は誤りです」
通常、燃焼室に直面している伝熱面は放射伝熱面と呼ばれ、燃焼室を出たガス通路に配置される伝熱面は対流伝熱面と呼ばれます。
「この文章は正しいです」
燃焼室は、燃料を燃焼させて熱を発生させる部分で、火炉とも呼ばれます。これはボイラーにおいて最も重要な部分の一つであり、燃料の種類や設計によって形状や構造が異なります。
「この文章は正しいです」
燃焼装置は燃料の種類に応じて異なります。液体燃料、気体燃料、微粉炭用にはバーナが、一般固体燃料には火格子が使用されます。これにより、燃料の性質に合わせた効率的な燃焼が可能になります。
「この文章は正しいです」
燃焼室の主な役割は、供給された燃料を迅速に着火・燃焼させ、可燃性ガスと空気の良好な混合接触を実現し、完全燃焼を促進することです。これによりエネルギー効率の向上と排ガス中の有害物質の削減が図られます。
「この文章は正しいです」
加圧燃焼方式の燃焼室は気密構造になっています。これは、加圧下での燃焼を安全かつ効率的に行うために必要な設計で、燃焼効率の向上や排出ガスの管理に寄与します。
この問題の重要な点は、ボイラーの各部分の機能と役割の理解です。特に、放射伝熱面と対流伝熱面の区別、燃焼室の役割、そして燃焼装置の種類とその適用についての正確な知識が求められます。正しい用語とその機能の理解が解答の鍵です。
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03
誤り
解説:燃焼室に直面する伝熱面は放射伝熱面と呼ばれ、燃焼室を出たガス通路に配置される伝熱面は対流伝熱面です。
接触伝熱面という表現は正しくありません。
正しい
解説:燃焼室は、燃料を燃焼させて熱を発生させる場所であり、火炉とも呼ばれます。
これはボイラーにおける熱の発生源です。
正しい
解説:燃焼装置は燃料の種類に応じて異なり、液体燃料や気体燃料にはバーナが、固体燃料には火格子が使用されます。
正しい
解説:燃焼室の主な目的は、供給された燃料を迅速に着火・燃焼させ、可燃性ガスと空気との混合を促し、完全燃焼を行わせることです。
正しい
解説:加圧燃焼方式の燃焼室は、高圧の下で燃焼を行うため気密構造になっています。
これにより燃焼効率が向上します。
この問題を解く上で重要なのは、ボイラーの各部分の基本的な構造と機能を理解することです。
放射伝熱面と対流伝熱面の違い、燃焼室と火炉の役割、そして異なる燃料に対応する燃焼装置の特性を把握することが必要です。
誤りの選択肢を認識することで、他の選択肢の正確性を確認することができます。伝熱面の種類とその特性、燃焼室の設計と目的、燃焼装置の適用範囲と機能を正しく理解することが重要です。
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