二級ボイラー技士の過去問
令和5年4月公表
ボイラーの構造に関する知識 問8
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問題
二級ボイラー技士試験 令和5年4月公表 ボイラーの構造に関する知識 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーの給水系統装置について、誤っているものは次のうちどれか。
- ディフューザポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のある遠心ポンプで、高圧のボイラーには多段ディフューザポンプが用いられる。
- 渦巻ポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のない遠心ポンプで、一般に低圧のボイラーに用いられる。
- 渦流ポンプは、円周流ポンプとも呼ばれているもので、小容量の蒸気ボイラーなどに用いられる。
- 給水逆止め弁には、ゲート弁又はグローブ弁が用いられる。
- 給水弁と給水逆止め弁をボイラーに取り付ける場合は、ボイラーに近い側に給水弁を取り付ける。
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この過去問の解説 (3件)
01
給水系統に関する問題です。
正しいです。
ディフューザポンプは羽根車の周辺に案内羽根のある遠心ポンプです。
多段のディフューザーポンプは高圧ボイラーに使用されます。
正しいです。
渦巻ポンプは案内羽根のない遠心ポンプです。
ディフューザーポンプに比べると弱い為、低圧ボイラーに使用されます。
正しいです。
渦流ポンプは、小容量の蒸気ボイラーなどに使用されています。
誤りです。
給水逆止め弁には、リフト式又はスイング式の逆止め弁が使用されます。
正しいです。
給水弁をボイラー側、逆止め弁を給水タンク側に設置します。
ポンプや給水弁などに関する出題はおおいので、各ポンプの特徴や用途、弁の設置場所などをしっかりと把握しておきましょう。
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02
この問題では、ボイラーの給水系統装置に関する知識が試されています。
ディフューザポンプ、渦巻ポンプ、渦流ポンプ、給水逆止め弁、および給水弁の特徴と使用法に注目してみましょう。
これらの装置の機能と適用範囲を理解することが、正答を導くポイントです。
それでは、各選択肢を詳しく見ていきましょう。
「この文章は正しいです」
ディフューザポンプは案内羽根を備えた遠心ポンプで、高圧ボイラーにはその多段型が用いられます。
「この文章は正しいです」
渦巻ポンプは案内羽根のない遠心ポンプで、低圧ボイラーに一般的に使用されます。
「この文章は正しいです」
渦流ポンプ、または円周流ポンプは、小容量の蒸気ボイラーなどで使用されることがあります。
「この文章は誤りです」
給水逆止め弁には、ゲート弁やグローブ弁ではなく、リフト式またはスイング式の逆止め弁が使用されます。
これらの逆止め弁は給水系統内で一方向の流れを確保し、逆流を防止する役割を持っています。
ゲート弁やグローブ弁は流れの制御に用いられますが、逆止め機能は持たないため、この選択肢の記述は誤りです。
「この文章は正しいです」
給水弁と給水逆止め弁をボイラーに取り付ける際、ボイラーに近い側に給水弁が配置されます。
これにより、給水系統の制御と安全性が向上します。
ボイラーの給水系統装置の各種ポンプの特性とその適用、給水逆止め弁の種類とその配置方法を正しく理解することが、この問題の解答の鍵です。
特に、給水逆止め弁に使用される弁の種類に関する知識が、正答への重要な手がかりとなります。
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03
この問題は、ボイラーの給水系統装置についての理解を問うものです。
具体的には、ディフューザポンプ、渦巻ポンプ、渦流ポンプ、給水逆止め弁、給水弁など、給水系統に関連する各種装置の特徴や適用に関する知識が求められます。
正しい
解説:ディフューザポンプは、羽根車の周辺に案内羽根があり、高圧のボイラーでの使用に適した遠心ポンプです。
多段ディフューザポンプは、より高い圧力のボイラーで効率的に給水を行うために用いられます。
正しい
解説:渦巻ポンプは、案内羽根がない遠心ポンプで、主に低圧のボイラーに適用されます。
その構造上、低圧での使用が最も適しています。
正しい
解説:渦流ポンプ、または円周流ポンプは、小容量の蒸気ボイラーなどに用いられるポンプです。
その特性上、小規模なシステムでの利用に適しています。
誤り
解説:給水逆止め弁には、ゲート弁やグローブ弁ではなく、リフト式またはスイング式の逆止め弁が使用されます。
この逆止め弁は、給水が一方向にのみ流れることを保証し、逆流を防止します。
正しい
解説:給水弁と給水逆止め弁の配置は、給水弁をボイラーに近い側に取り付けることで、給水系統の制御性と安全性を高めます。
この配置は、給水系統の運用において重要な役割を果たします。
ボイラーの給水系統装置に関する問題を解くには、各装置の構造的特徴、機能、およびその適用範囲を理解することが重要です。
特に、給水系統においては、適切なポンプの選定と、給水弁や逆止め弁の正しい配置が、システムの効率性と安全性を保証するために必須です。
選択肢ごとの正誤を判断する際は、これらの基本原則を踏まえた上で、各装置の具体的な特性と用途を考慮する必要があります。
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