二級ボイラー技士の過去問
令和5年4月公表
ボイラーの構造に関する知識 問9

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問題

二級ボイラー技士試験 令和5年4月公表 ボイラーの構造に関する知識 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーの圧力制御機器について、誤っているものは次のうちどれか。
  • 比例式蒸気圧力調節器は、一般に、コントロールモータとの組合せにより、比例動作によって蒸気圧力の調節を行う。
  • 比例式蒸気圧力調節器では、比例帯の設定を行う。
  • オンオフ式蒸気圧力調節器(電気式)は、蒸気圧力によって伸縮するベローズがスイッチを開閉し燃焼を制御する装置で、機器本体をボイラー本体に直接取り付ける。
  • 蒸気圧力制限器は、ボイラーの蒸気圧力が異常に上昇した場合などに、直ちに燃料の供給を遮断するものである。
  • 蒸気圧力制限器には、一般にオンオフ式圧力調節器が用いられている。

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この過去問の解説 (3件)

01

圧力制御機器に関する問題です。

選択肢1. 比例式蒸気圧力調節器は、一般に、コントロールモータとの組合せにより、比例動作によって蒸気圧力の調節を行う。

正しいです。

比例式蒸気圧力調節器は、コントロールモータとの組合せによって、実測の値と設定の値との差の大きさに比例して調製を行います。

選択肢2. 比例式蒸気圧力調節器では、比例帯の設定を行う。

正しいです。

記述の通り、比例式蒸気圧力調節器では、比例帯の設定を行います。

選択肢3. オンオフ式蒸気圧力調節器(電気式)は、蒸気圧力によって伸縮するベローズがスイッチを開閉し燃焼を制御する装置で、機器本体をボイラー本体に直接取り付ける。

誤りです。

オンオフ式蒸気圧力調節器は電気信号に反応します。べローズに蒸気が直接入ってしまうことを防止するために、水を満たしたサイホン管を用いて取り付けます。

選択肢4. 蒸気圧力制限器は、ボイラーの蒸気圧力が異常に上昇した場合などに、直ちに燃料の供給を遮断するものである。

正しいです。

記述の通り、蒸気圧力制限器はボイラーの蒸気圧力が異常に上昇した場合、直ちに燃料の供給を遮断するものです。

選択肢5. 蒸気圧力制限器には、一般にオンオフ式圧力調節器が用いられている。

正しいです。

蒸気圧力制限器には、一般にオンオフ式圧力調節器が用いられます。

まとめ

圧力制御機器についてどのような仕組みによって作動しているのか、しっかりと把握しておきましょう。

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02

この問題では、ボイラーの圧力制御機器の種類とその機能についての理解が問われています。

比例式蒸気圧力調節器、オンオフ式蒸気圧力調節器、および蒸気圧力制限器の特性と働きに注目してみましょう。

これらの機器の正確な働きと適用範囲を理解することが、正答を導くポイントです。

それでは、各選択肢を詳しく見ていきましょう。

選択肢1. 比例式蒸気圧力調節器は、一般に、コントロールモータとの組合せにより、比例動作によって蒸気圧力の調節を行う。

「この文章は正しいです」

比例式蒸気圧力調節器は、コントロールモータと組み合わせて使用され、比例動作により蒸気圧力を調節します。

選択肢2. 比例式蒸気圧力調節器では、比例帯の設定を行う。

「この文章は正しいです」

比例式蒸気圧力調節器では、比例帯の設定を行うことで、蒸気圧力の変動に対する応答性を調整します。

選択肢3. オンオフ式蒸気圧力調節器(電気式)は、蒸気圧力によって伸縮するベローズがスイッチを開閉し燃焼を制御する装置で、機器本体をボイラー本体に直接取り付ける。

「この文章は誤りです」

オンオフ式蒸気圧力調節器(電気式)は、蒸気圧力に応じて変化する電気信号に反応して燃焼を制御する装置です。

ベローズに蒸気が直接入るのを防ぐため、通常、水を満たしたサイホン管を介して取り付けられます。

このため、機器本体をボイラー本体に直接取り付ける必要はなく、適切な配置が求められます。

選択肢4. 蒸気圧力制限器は、ボイラーの蒸気圧力が異常に上昇した場合などに、直ちに燃料の供給を遮断するものである。

「この文章は正しいです」

蒸気圧力制限器は、ボイラーの蒸気圧力が異常に上昇した際に燃料供給を遮断する安全装置です。

選択肢5. 蒸気圧力制限器には、一般にオンオフ式圧力調節器が用いられている。

「この文章は正しいです」

蒸気圧力制限器には一般にオンオフ式の圧力調節器が用いられます。

これにより、圧力が設定値を超えた際に迅速に対応し、安全を確保します。

まとめ

ボイラーの圧力制御機器について、その種類ごとの機能と設置方法の違いを正しく理解することが重要です。

特に、オンオフ式蒸気圧力調節器の機能とその設置方法に関する知識が、この問題の正答を導き出す鍵となります。

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03

この問題は、ボイラーの圧力制御機器に関する知識を問うものです。

圧力制御機器は、ボイラーの安全運用に不可欠であり、正確な圧力管理を行うために使用されます。

この問題では、比例式蒸気圧力調節器、オンオフ式蒸気圧力調節器、蒸気圧力制限器など、さまざまな圧力制御機器の特性と適用についての理解が試されます。

選択肢1. 比例式蒸気圧力調節器は、一般に、コントロールモータとの組合せにより、比例動作によって蒸気圧力の調節を行う。

正しい

解説:比例式調節器は、設定値と実測値の差に応じて動作し、精密な圧力調整が可能です。

選択肢2. 比例式蒸気圧力調節器では、比例帯の設定を行う。

正しい

解説:比例式蒸気圧力調節器では、比例帯(Pバンド)の設定が行われます。

これにより、調節器の応答特性を調整できます。

選択肢3. オンオフ式蒸気圧力調節器(電気式)は、蒸気圧力によって伸縮するベローズがスイッチを開閉し燃焼を制御する装置で、機器本体をボイラー本体に直接取り付ける。

誤り

解説:オンオフ式蒸気圧力調節器は、蒸気圧力の変化に基づいて単純にオンまたはオフの制御を行う装置です。

しかし、機器本体をボイラー本体に直接取り付けるという記述は「誤り」です。

蒸気圧力の測定には、通常、間接的な方法が用いられ、蒸気が直接ベローズに作用しないようにサイホン管などが介在します。

選択肢4. 蒸気圧力制限器は、ボイラーの蒸気圧力が異常に上昇した場合などに、直ちに燃料の供給を遮断するものである。

正しい

解説:蒸気圧力制限器は、ボイラーの蒸気圧力が設定値を超えた場合に自動的に燃料供給を遮断する安全装置です。

異常な圧力上昇を防ぎ、ボイラーの安全を確保するために重要な役割を果たします。

選択肢5. 蒸気圧力制限器には、一般にオンオフ式圧力調節器が用いられている。

正しい

解説:オンオフ制御により、圧力が設定値を超えると燃料供給を停止し、安全を保ちます。

まとめ

ボイラーの圧力制御機器に関するこの問題を解く際には、各装置の動作原理とその用途についての理解が必要です。

特に、比例式とオンオフ式の違い、そしてこれらの装置がどのようにしてボイラーの安全運用に寄与するかを把握することが重要です。

誤りの選択肢に関して、正確な装置の設置方法と圧力測定の原理に注意を払う必要があります。

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