過去問.com - 資格試験の過去問 | 予想問題の解説つき無料問題集

二級ボイラー技士の過去問 令和5年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問2

問題

このページは問題閲覧ページです。正解率や解答履歴を残すには、 「条件を設定して出題する」をご利用ください。
[ 設定等 ]
ボイラーのたき始めに、燃焼量を急激に増加させてはならない理由として、最も適切なものは次のうちどれか。
   1 .
高温腐食を起こさないため。
   2 .
燃焼装置のベーパロックを起こさないため。
   3 .
スートファイヤを起こさないため。
   4 .
火炎の偏流を起こさないため。
   5 .
ボイラー本体の不同膨張を起こさないため。
( 二級ボイラー技士試験 令和5年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問2 )
このページは問題閲覧ページの為、解答履歴が残りません。
解答履歴を残すには、
条件を設定して出題する」をご利用ください。

この過去問の解説 (2件)

19

燃焼量の増加による影響の問題です。

選択肢1. 高温腐食を起こさないため。

誤っています。

高温腐食の原因としては、重油燃料の灰分(バナジウム)が大きく影響して発生します。

選択肢2. 燃焼装置のベーパロックを起こさないため。

誤っています。

ベーパロックとは燃料が気化してしまい、液体の状態の燃料を供給することが困難となり、結果的に燃料流量が不足する現象です。

燃焼量の急激な増加ではなく、燃料炉の過度の高温化が原因でおこります。

選択肢3. スートファイヤを起こさないため。

誤っています。

スートファイヤはエコノマイザーに付着した煤(スート)が発火し、煤が長時間燃えてしまう現象です。

選択肢4. 火炎の偏流を起こさないため。

誤っています。

燃料量の急激な増加は火炎の偏流の直接の原因にはなりません。

選択肢5. ボイラー本体の不同膨張を起こさないため。

正しいです。

燃焼量の急激な増加はボイラー本体の不同膨張を招き、割れなどを引き起こす原因にもつながります。

まとめ

燃焼量に関する現象だけでなく、どのような運転がどのような現象に繋がるのか、しっかりと把握しておきましょう。

付箋メモを残すことが出来ます。
4

この問題は、ボイラーのたき始めにおける燃焼量の管理に関する知識を問うものです。特に、燃焼量を急激に増加させることがボイラーに与える影響についての理解が重要です。それでは、各選択肢について詳しく見ていきましょう。

選択肢1. 高温腐食を起こさないため。

この文章は誤りです。高温腐食は主に重油燃料の灰分(特にバナジウム)が原因で発生します。燃焼量を急激に増加させると高温腐食が起きるという直接的な関連はありません。

選択肢2. 燃焼装置のベーパロックを起こさないため。

この文章は誤りです。ベーパロックは燃料が気化してしまい、液体の状態の燃料を供給することが困難となる現象です。燃焼量の急激な増加とベーパロックの直接の関連はありません。

選択肢3. スートファイヤを起こさないため。

この文章は誤りです。スートファイヤはエコノマイザーに付着した煤(スート)が発火する現象ですが、燃焼量の急激な増加が直接的な原因ではありません。

選択肢4. 火炎の偏流を起こさないため。

この文章は誤りです。火炎の偏流は燃焼量の急激な増加の直接の原因ではありません。

選択肢5. ボイラー本体の不同膨張を起こさないため。

この文章は正しいです。燃焼量を急激に増加させると、ボイラーの各部分の膨張速度が異なり、不同膨張が発生します。これにより、ボイラー本体に割れなどの損傷を引き起こす恐れがあります。

まとめ

ボイラーのたき始めにおいて燃焼量を急激に増加させることは、ボイラー本体の不同膨張を引き起こし、損傷の原因になる可能性があります。このため、燃焼量の増加を徐々に行うことが重要です。他の選択肢はボイラーのたき始めにおける燃焼量の急激な増加と直接的な関係がないため、適切な理由とは言えません。

問題に解答すると、解説が表示されます。
解説が空白の場合は、広告ブロック機能を無効にしてください。
他のページから戻ってきた時、過去問ドットコムはいつでも続きから始めることが出来ます。
また、広告右上の×ボタンを押すと広告の設定が変更できます。
この二級ボイラー技士 過去問のURLは  です。
付箋は自分だけが見れます(非公開です)。