二級ボイラー技士の過去問
令和5年4月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問3

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問題

二級ボイラー技士試験 令和5年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーの運転を停止し、ボイラー水を全部排出する場合の措置として、誤っているものは次のうちどれか。
  • 運転停止のときは、ボイラーの水位を常用水位に保つように給水を続け、蒸気の送り出し量を徐々に減少させる。
  • 運転停止のときは、燃料の供給を停止し、十分換気してからファンを止め、自然通風の場合はダンパを半開とし、たき口及び空気口を開いて炉内を冷却する。
  • 運転停止後は、ボイラーの蒸気圧力がないことを確かめた後、給水弁及び蒸気弁を閉じる。
  • 給水弁及び蒸気弁を閉じた後は、ボイラー内部がわずかに負圧になる程度に空気を送り込んでから、空気抜弁を閉じる。
  • ボイラー水の排出は、運転停止後、ボイラー水の温度が90℃以下になってから、吹出し弁を開いて行う。

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この過去問の解説 (3件)

01

運転停止に関する問題です。

選択肢1. 運転停止のときは、ボイラーの水位を常用水位に保つように給水を続け、蒸気の送り出し量を徐々に減少させる。

正しいです。

運転停止についても、水位は常用水位を保ちます。

蒸気の送り出し量も徐々に減少させていきます。

選択肢2. 運転停止のときは、燃料の供給を停止し、十分換気してからファンを止め、自然通風の場合はダンパを半開とし、たき口及び空気口を開いて炉内を冷却する。

正しいです。

運転停止時は燃料の供給を停止させ、十分に換気します。自然通風の場合は、通風力が大きくなるようダンパは半開にし、空気口を開いて炉内を冷却します。

選択肢3. 運転停止後は、ボイラーの蒸気圧力がないことを確かめた後、給水弁及び蒸気弁を閉じる。

正しいです。

記述の通り、運転停止後は蒸気圧力がないことを確かめた後に、給水弁及び蒸気弁を閉じます。

選択肢4. 給水弁及び蒸気弁を閉じた後は、ボイラー内部がわずかに負圧になる程度に空気を送り込んでから、空気抜弁を閉じる。

誤りです。

ボイラー内部が負圧にならないよう空気抜弁を開いて空気を送り込んでから、 ドレン弁を閉じるのが正しい方法です。

選択肢5. ボイラー水の排出は、運転停止後、ボイラー水の温度が90℃以下になってから、吹出し弁を開いて行う。

正しいです。

記述の通り、ボイラー水の排出は運転停止後、ボイラー水の温度が90℃以下になってから、吹出し弁を開いて行います。

まとめ

運転停止に関する重要事項の問題です。しっかりと作業の順序を把握しておきましょう。

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02

この問題は、ボイラーの運転停止時におけるボイラー水の排出方法に関する知識を問うものです。特に、ボイラー内部の圧力管理とボイラー水の安全な排出方法についての理解が重要です。それでは、各選択肢について詳しく見ていきましょう。

選択肢1. 運転停止のときは、ボイラーの水位を常用水位に保つように給水を続け、蒸気の送り出し量を徐々に減少させる。

この文章は正しいです。ボイラー運転停止時には、ボイラー水位を適切に管理することが重要です。

選択肢2. 運転停止のときは、燃料の供給を停止し、十分換気してからファンを止め、自然通風の場合はダンパを半開とし、たき口及び空気口を開いて炉内を冷却する。

この文章は正しいです。ボイラーの運転を停止する際には、適切な換気と冷却が必要です。

選択肢3. 運転停止後は、ボイラーの蒸気圧力がないことを確かめた後、給水弁及び蒸気弁を閉じる。

この文章は正しいです。ボイラーの蒸気圧力を確認した後、給水弁と蒸気弁を閉じることで、ボイラー内部の圧力を管理します。

選択肢4. 給水弁及び蒸気弁を閉じた後は、ボイラー内部がわずかに負圧になる程度に空気を送り込んでから、空気抜弁を閉じる。

この文章は誤りです。ボイラー内部が負圧にならないよう、空気抜弁を開いた状態で空気を送り込むのが正しい方法です。その後、ドレン弁を開いてボイラー水を排出します。

選択肢5. ボイラー水の排出は、運転停止後、ボイラー水の温度が90℃以下になってから、吹出し弁を開いて行う。

この文章は正しいです。これも適切な措置です。ボイラー水の温度が低い状態で排出することが安全です。

まとめ

ボイラーの運転を停止し、ボイラー水を全部排出する場合には、適切な手順を踏むことが重要です。特に、ボイラー内部が負圧にならないように注意し、適切な温度で水を排出することが安全な操作につながります。

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03

この問題では、ボイラーの運転を停止し、ボイラー水を全部排出する場合の措置について問われています。

正しい手順で行わないと大きな事故につながるので、しっかり押さえておく必要があります。

選択肢1. 運転停止のときは、ボイラーの水位を常用水位に保つように給水を続け、蒸気の送り出し量を徐々に減少させる。

正しい記述です。

運転停止しても、蒸気がまだ残っており、急に水位を減らしたら本体の故障につながります。

選択肢2. 運転停止のときは、燃料の供給を停止し、十分換気してからファンを止め、自然通風の場合はダンパを半開とし、たき口及び空気口を開いて炉内を冷却する。

正しい記述です。

この正しい手順を守らないと、ボイラー本体の故障につながるので、従事する際には再確認しておきましょう。

選択肢3. 運転停止後は、ボイラーの蒸気圧力がないことを確かめた後、給水弁及び蒸気弁を閉じる。

正しい記述です。

問題によっては給水弁及び蒸気弁を閉じてから、残圧量を確かめる。などと出題される場合もありますが、順序は圧力確認後に各弁を閉じる。となるので忘れないようにしましょう。

選択肢4. 給水弁及び蒸気弁を閉じた後は、ボイラー内部がわずかに負圧になる程度に空気を送り込んでから、空気抜弁を閉じる。

誤った記述です。

そもそも、ボイラー内部を負圧にしてはいけないので、正しくは負圧にならないように空気弁を開けて空気を送って、最後に弁を開けてボイラー水を排水します。

選択肢5. ボイラー水の排出は、運転停止後、ボイラー水の温度が90℃以下になってから、吹出し弁を開いて行う。

正しい記述です。

この問題の「90℃以下」という数値は押さえておきましょう。

またこの問題文の、ボイラー水の排出の流れも忘れないようにして下さい。

まとめ

問題文によって、給水、燃料供給、弁を開けるまたは閉じる、など順番がそれぞれ決まっていますが、一つでも間違えると大きな事故につながるので、しっかり理解しておく必要があります。

それぞれの流れは冷静に考えたら分かる内容なので、しっかり問題文を読んで解いていきましょう。

 

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