二級ボイラー技士の過去問
令和5年4月公表
関係法令 問1
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問題
二級ボイラー技士試験 令和5年4月公表 関係法令 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラー(移動式ボイラー、屋外式ボイラー及び小型ボイラーを除く。)を設置するボイラー室について、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
- 伝熱面積が3m2を超える蒸気ボイラーは、ボイラー室に設置しなければならない。
- ボイラーの最上部から天井、配管その他のボイラーの上部にある構造物までの距離は、原則として、1.2m以上としなければならない。
- ボイラー室には、必要がある場合のほか、引火しやすいものを持ち込ませてはならない。
- ボイラーを取り扱う労働者が緊急の場合に避難するために支障がないボイラー室を除き、ボイラー室には、2以上の出入口を設けなければならない。
- ボイラー室に燃料の重油を貯蔵するときは、原則として、これをボイラーの外側から1.2m以上離しておかなければならない。
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この過去問の解説 (3件)
01
ボイラーの設置に関する問題です。
正しいです。
記述の通り、「伝熱面積が3m²を超える」蒸気ボイラーは、ボイラー室に設置しなければいけません。
正しいです。
記述の通り、「原則として、1.2m以上」としなければいけません。
正しいです。
ボイラー室内は引火しやすいものや火気は厳禁です。
正しいです。
緊急の場合に避難するために支障がないボイラー室を除き、ボイラー室には「2以上の出入口」を設けなければなりません。
誤っています。
燃料が重油なので燃料タンクの規定が適用されます。
燃料タンクの場合、「2m以上」となります。
固体燃料の場合は「1.2m以上」になります。
ボイラー室の規定に関する事項は記憶するしかありませんが、覚えれば点数を稼げます。
しっかりと把握しておきましょう。
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02
この問題では、ボイラー設置の際の法令上の要件についての理解が求められています。ボイラー室の設置や運用に関する規定は、安全性と効率的な運用のために重要です。それぞれの選択肢の内容について詳しく見ていきましょう。
この文章は正しいです。この規定は、ボイラーの安全運用とメンテナンスの容易性を確保するためのものです。
この文章は正しいです。これは、ボイラーの安全運用とメンテナンスのための十分な空間を確保するためです。
この文章は正しいです。ボイラー室は高温であるため、引火しやすい物質の持ち込みを禁止することで、火災のリスクを減少させます。
この文章は正しいです。緊急時の安全な避難を確保するための規定です。
この文章は誤りです。法令では、ボイラー室内に燃料を貯蔵する際、ボイラーの外側から2m以上離すことが求められています(固体燃料は1.2m以上)。ただし、適当な防火措置を講じる場合はこの限りではありません。重油は固体燃料ではないので、2m以上離すことが求められます。
ボイラー室の設計や運用に関する法令は、労働者の安全とボイラーの効率的な運用を確保するために非常に重要です。特に、ボイラー室内の空間の確保、引火性物質の取り扱い、緊急避難のための出入口の設置、そして燃料の貯蔵に関する規定は、安全運用に直結するため、正確な理解が求められます。
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03
ボイラー室に関する問題ですが、関係法令に関しては「数字」の暗記がカギを握るので、それぞれの選択肢で出題される「数字」に注目して解いていきましょう。
正しい記述です。
問題文の「3m2」という数字を変えて出題される事もあるので、注意して下さい。
正しい記述です。
問題文の「1.2m」の部分を変えて出題される可能性があるので、しっかり覚えましょう。
正しい記述です。
常識的な内容なので、しっかり文章を読んで解いていきましょう。
正しい記述です。
問題文の「2以上」の数字を変えて出題される事もあるので、忘れないようにしましょう。
誤った記述です。
ボイラーの外側から「1.2m」ではなく「2m」以上離す必要があります。
ちなみに固定燃料は「1.2m」で正しいです。
この問題に限らず、数字を変えて出題する事が良くあるので、数字系は暗記が全てですが、しっかり復習して完璧に覚えましょう。
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