二級ボイラー技士の過去問
令和5年4月公表
関係法令 問10
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問題
二級ボイラー技士試験 令和5年4月公表 関係法令 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
法令上、起動時にボイラー水が不足している場合及び運転時にボイラー水が不足した場合に、自動的に燃料の供給を遮断する装置又はこれに代わる安全装置を設けなければならないボイラー(小型ボイラーを除く。)は、次のうちどれか。
- 鋳鉄製蒸気ボイラー
- 炉筒煙管ボイラー
- 自然循環式水管ボイラー
- 貫流ボイラー
- 強制循環式水管ボイラー
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この過去問の解説 (3件)
01
法令上のボイラー規定に関する問題です。
記載されている「自動的に燃料の供給を遮断する装置又はこれに代わる安全装置を設けなければならない」と規定されているボイラーは貫流ボイラーになります。
該当しません。
該当しません。
該当しません。
該当します。
貫流ボイラーは少ない水量で瞬時に蒸気を生成できる特性をもったボイラーになります。
しかし、その特性により、水量管理の面では他のボイラーよりシビアな管理が必要となる為、このような規定があります。
該当しません。
覚えるしかありませんが、しっかりと把握しておきましょう。
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02
この問題では、ボイラーの安全装置に関する法令上の要求を理解することが重要です。
特に、ボイラー水の不足に対応するために必要な自動的な燃料供給遮断装置や安全装置についての知識が求められます。
ボイラー構造規格第84条によると
「貫流ボイラーには、ボイラーごとに、起動時にボイラー水が不足している場合及び運転時にボイラー水が不足した場合に、自動的に燃料の供給を遮断する装置またはこれに代わる安全装置を設けなければならない」と定められています。
貫流ボイラーは、水の循環が連続的であるため、水不足が直接的に運転の安全性に影響を及ぼす可能性が高いです。
ボイラーのタイプによって、水不足時の安全対策が異なります。
特に貫流ボイラーは、水の循環と運転の安全性が密接に関連しているため、自動的な燃料供給遮断装置や安全装置の設置が特に重要です。
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03
起動時にボイラー水が不足している場合及び運転時にボイラー水が不足した場合に、自動的に燃料の供給を遮断する装置又はこれに代わる安全装置を設けるボイラーは貫流ボイラーです。
これだけ覚えておけば解ける問題ですが、余裕があれば他のボイラーの特徴についても覚えていきましょう。
誤った記述です。
鋳鉄製蒸気ボイラーの給水管は返り管に取り付け、この取付けには、ハートフォード式連結法を用います。燃料の遮断に関わる安全装置の義務はありません。
誤った記述です。
炉筒煙管ボイラーは内だき式で、径の大きい波形炉筒と煙管群を組み合わせています。燃料の遮断に関わる安全装置の義務はありません。
誤った記述です。
自然循環式水管ボイラーは、高圧になるほど蒸気と水との密度差が小さくなり、水の循環力が弱くなる特徴があります。しかし、燃料の遮断に関わる安全装置の義務はありません。
正しい記述です。
貫流ボイラーは自動的に燃料の供給を遮断する装置又はこれに代わる安全装置を設けなければいけません。
誤った記述です。
強制循環式水管ボイラーは、ボイラー水の循環経路中に設けたポンプを用いて、強制的にボイラー水の循環を行います。しかし、燃料の遮断に関わる安全装置の義務はありません。
貫流ボイラーは水の循環が最も重要なので、このような安全装置が義務付けられています。
他のボイラーの特徴も一通り目を通しておいて下さい。
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